トランプ大統領、Appleのティム・クックCEOと夕食

第45代合衆国大統領であるドナルド・トランプ氏がTwitter上で11日、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)と夕食をともにするつもりであることを明らかにしました。
米中関係がテーマか
トランプ大統領は「Appleのティム・クックとの今晩の夕食が楽しみだよ。彼はアメリカに莫大なドルを投資してくれている」と嬉しげにTwitterで明かしました。
Had a very good phone call with @EmmanuelMacron, President of France. Discussed various subjects, in particular Security and Trade. Many other calls and conversations today. Looking forward to dinner tonight with Tim Cook of Apple. He is investing big dollars in U.S.A.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 10, 2018
クックCEOとは4月末にも対談しており、この時と同様、冷え込んでいる米中貿易関係について意見を交わすと予測されます。
夕食で状況が改善されるなら安いもの?
中国のサプライヤーと深い関係を持つAppleにとって、トランプ大統領の推し進める対中通商政策は死活問題です。6月にはNew York Timesが「iPhoneに対しては関税をかけないと約束した」と報道していますが、いつこの約束が覆されるとも限りません。
事実、証券取引委員会(SEC:Securities and Exchange Commission)に最近提出された文書では、Appleが投資家に対して、米国の採る保護貿易主義が同社の業績に対してネガティブな影響を与えかねない、と警告していることも分かっています。
かねてより、トランプ大統領の政策について批判を繰り返しているように、同氏と「様々な事柄で見方が全くと言っていいほど異なる」ことを認めているティム・クック氏ですが、夕食をともにすることで問題が解決に向かうのであれば喜んで、といったところでしょうか。
Source:AppleInsider
(kihachi)