Spotify、「打倒Apple」でSamsungと提携か

    Spotify

    6月に日本上陸のSpotifyとあわせて聴き放題が一気に普及か?
     
    Spotifyがスマートフォン市場で存在感を示すSamsungと業務提携し、会員数を確保しようとしていることが分かりました。提携を推し進める背景には、ライバルであるApple Musicの猛追を凌ぐ考えがあるとみられています。

    Samsungスマホにプリインストール目指す

    Bloombergが報じたところによると、無事にSpotifySamsungの提携が決まれば、Samsungの供給するスマートフォンにSpotifyのアプリがプリインストールされた状態で出荷されることになるようです。また、スマートフォンだけでなく、スマートTVやスピーカーなど、両社は様々なハードウェア領域での提携を目指していると言われています。
     
    SpotifyがSamsungとの提携を進めている理由としては、Appleの音楽ストリーミングサービスApple Musicが関係しているのではないか、と見られています。

    Apple Musicの成長スピードに焦り

    Spotifyは世界全体でみると、2018年第1四半期(1~3月)の時点で有料会員数が7,500万人に達しているものの、米市場だけに限れば、Apple Musicに遅れを取っていることも分かっています。
     
    また、iPhoneに最初から組み込まれているApple Musicと異なり、Spotifyはサードパーティー製アプリに過ぎないことが、以前から弱みとして指摘されてもいます。
     
    米大手キャリアVerizonが先日、同キャリアユーザーに対してApple Musicの無料期間を6カ月に延長(通常は3カ月)するキャンペーンを実施するなど、Appleもキャリアと提携して攻勢を強めているだけに、なんとかSpotifyも存在感を強めていきたいといったところでしょうか。
     
     
    Source:Bloomberg
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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