Apple Watch、24歳男性の命を救う〜心拍数の異常を検知

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Apple Watchが持ち主の身体の異変を検知したおかげで一命をとりとめた、というニュースを何度かご紹介していますが、今度はオーストラリアに住む24歳の若い男性の命を救いました。

心拍数の上昇を警告したApple Watch

アダム・ラブさんはある日、Apple Watchが心拍数について警告しているのに気付いて目覚めました。
 
正常なら毎分60前後の就寝時心拍数が、約6時間寝ている間に130〜140まで上昇していたのです。
 
生まれつき心臓に穴のあったアダムさんはすぐに医師に相談し、一連の検査を受けたところ、本来は心臓の左心房に送り込まれるべき血液を、肺が右心房に送り込んでおり、血液が肺の周りを循環していることが分かりました。

「まさかApple Watchに命を救われるとは」

早期に発見されたこともあり、アダムさんの手術は無事に成功しました。
 
Apple Watch 9News
 
アダムさんは、地元メディア9Newsの取材に、Apple Watchへの感謝の気持ちを述べています。

今では、Apple Watchのない生活は考えられません。私はApple Watchの便利さと健康関係の機能が気に入って買いましたが、まさか命を救われるとは思ってもいませんでした。

最新鋭の外科手術ロボットで行われた手術

アダムさんの手術は、従来なら心臓を切開する必要がありますが、外科手術ロボット「daVinci」を使うことで、胸に小さな穴を開けることで手術ができました。
 
da Vinci 日本ロボット外科学会
 
従来の手法なら手術後12週間は入院しなくてはなりませんが、アダムさんは3週間で退院できる見込みです。
 
偶然にも、アダムさんは大学でロボット工学を専攻しています。

これまでも多くの人の命を救ったApple Watch

Apple Watchの心拍数センサーの精度の高さには定評があり、心拍数の急上昇などを検知して警告することで、持ち主が助かった事例は数多くあります。

 
 
Source:9News via BGR
Photo:日本ロボット外科学会
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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