HomePodの米国での販売台数は300万台、市場シェアは6%に

HomePod Apple 公式

HomePod Apple 公式
 
2018年第2四半期(4-6月)時点で、米国において使用されているスマートスピーカーの台数(インストールベース)が5,000万台に達したと、調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が報告しています。

低価格版の投入なしでは今後のシェア拡大は困難?

米国のスマートスピーカーのインストールベースで、70%という圧倒的なシェアを握るのがAmazon Echoです。Google Homeが24%、そしてAppleのHomePodが6%で続いています。
 
HomePodは、Amazon Echoから遅れること2年となる今年2月の発売という点を考えると、かなり健闘しているといっていいでしょう。
 
しかしCIRPの共同創業者でパートナーを務めるジョシュ・ロイツ氏は、Amazon Echoが50ドル〜、Google Homeが129ドル〜という価格設定であることから、HomePod(現在349ドル、約38,800円で販売)は価格を抑えたバージョンが投入されない限り、今後シェアを伸ばすのは難しいだろうと分析しています。
 

著名アナリストらが年内の低価格版発売を予測

HomePodの低価格版については、Rosenblatt証券のアナリスト、ジュン・チャン氏が、この秋に150〜200ドル(約16,700〜22,200円)の安価なバージョンが投入されると予想しているほか、Apple関連情報の正確さで知られるアナリストのミンチー・クオ氏も、AppleはHomePodに低価格モデルを投入することを検討していると述べています。
 
Appleは先日同社第3四半期(4-6月)の業績を発表しましたが、HomePodは「その他製品」のカテゴリーに含まれているため、正確な販売台数は不明です。調査会社Strategy Analyticsの調査によれば、2018年第1四半期(1−3月)におけるHomePodの出荷台数は60万台とのことです。

 
 
Source:MacRumors
(lunatic)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

特集

目次