AppleのHomePod、1〜3月に60万台出荷
AppleのスマートスピーカーHomePodは、2018年第1四半期(1−3月)において60万台出荷され、6.0%の市場シェアを獲得した模様です。
首位Amazonを追い上げるGoogle
調査会社Strategy Analyticsがまとめた調査報告書によると、2018年第1四半期の世界全体でのスマートスピーカー出荷台数は920万台で、対前年同期比で278%増となりました。
首位は400万台を出荷したAmazonですが、2位のGoogleが対前年同期比709%増の240万台と目覚ましい伸びを記録、市場シェアも首位Amazonの43.6%に対し26.5%と追い上げています。前年同期の2017年第1四半期時のシェアは、Amazonの81.8%に対しGoogleはわずか12.4%でした。
中国市場ではAlibabaとXiaomiが牽引
Strategy Analyticsのディレクターを務めるデビッド・ワトキンス氏は、2017年第1四半期にはAmazonとGoogleをあわせたシェアが約94%だったのが、2018年第1四半期は約70%まで縮小したことについて、1年前には存在しなかった中国市場が誕生したため、と説明しています。
同氏によれば、中国のスマートスピーカー市場にはAmazonとGoogleはまだ参入しておらず、AlibabaとXiaomiが牽引しています。
Appleはシェア6%で4位に
今年2月にHomePodをアメリカ、イギリス、オーストラリアでのみ発売したAppleは、約2カ月間で60万台を出荷、世界スマートスピーカー市場で4位の地位を獲得したことになります。
現時点ではまだ上記の3カ国でのみ販売されているHomePodですが、Appleは今春、フランスとドイツでも発売すると発表しています。またサポート文書などから、日本でも近く発売される可能性が指摘されています。
Source:Strategy Analytics
(lunatic)