「Appleは個性を失った」伝説の元広告責任者、痛烈に批判

    ケン・シーガル氏

    ケン・シーガル氏
     
    Appleの企業イメージを変えたと言われる有名な広告キャンペーン「Think Differentの広告部門責任者をつとめ、故スティーブ・ジョブズ氏との親交も深かったケン・セガール氏が、「現在のAppleは個性を失っている」と語っています。

    「ティム・クックCEOは周囲の助言に従っているだけ」

    スティーブ・ジョブズ氏がAppleを離れNeXTを創業した頃から接点があり、ジョブズ氏の復帰したAppleで「Think Different」キャンペーンを成功させ、現在は批評家としても知られているケン・セガール氏が、最近のAppleについて英紙Telegraphのインタビューで語っています。
     
    セガール氏は、Appleをアメリカ企業初の時価総額1兆ドルにまで成長させた現在の最高経営責任者(CEO)、ティム・クック氏のビジネスマンとしての手腕は評価しつつも、「周囲の人々の助言に従っているだけで、自分自身の強い想いがない」と批判しています。

    ジョブズ氏が語った「ブランドの銀行」

    ジョブズ氏は、人々がAppleの製品に、強い情緒的なつながりを感じるブランドの構築を目指し、「ブランドの銀行」という考えをよく語っていた、とセガール氏は振り返ります。
     
    仮に企業が問題を起こしたとき、「ブランドの銀行」から残高が引き落とされものの、残高の多い、強いブランドなら生き残ることができる、というものです。

    成熟したスマートフォン市場でこそ、ブランドの個性が大切

    Appleにとって最大の収益源はiPhoneですが、すでにスマートフォン業界は成熟市場と呼ばれ、革新的な技術革新も起きにくい状況にあります。
     
    セガール氏は、技術的な特徴で差別化が難しい状況でこそ、人々を惹きつけるブランドの個性が重要になるのに、AppleはiPhoneの機能に焦点を当てた広告に力を入れすぎている、と批判しています。

    これまでも最近のAppleを批判してきたセガール氏

    セガール氏は昨年、iPhone Xの広告コピー「すべてがスクリーン。」は現在のAppleの体質を表していると批判したほか、2016年にも「現在のAppleは哲学を失った」と発言しています。
     
    しかし、2013年クリスマスシーズンの広告については、「今も『Think Different』の考えが続いている」と評価していました。

     
     
    Source:Telegraph via 9to5Mac
    Photo:9to5Mac
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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