Appleの「T2」チップが最新Macに問題を起こしている?

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iMac Pro iFixit
 
暗号化されたストレージとセキュアブート機能の基盤となるSecure Enclave コプロセッサ搭載のAppleの「T2」チップは、iMac Pro新型MacBook Proに採用されていますが、OSの中核部分で発生する致命的なエラーであるカーネルパニックの原因となっている可能性が指摘されています。

すでにAppleは何らかの解決策を講じている?

Appleの「T2」チップは、公式Webサイトで以下のように記載されています:

Apple T2 チップは、Apple が開発した第 2 世代の Mac 用カスタムシリコンです。システム管理コントローラ、画像信号プロセッサ、オーディオコントローラ、SSD コントローラなど、ほかの Mac コンピュータに搭載されているさまざまなコントローラを再設計して統合した Apple T2 チップのおかげで、Mac が新しい能力を発揮します。

iMac Pro2018年の新型MacBook Proに搭載されている「T2」チップですが、一部ユーザーからは「カーネルパニックを引き起こしている」との声が上がっています。
 
カーネルパニックは、Microsoft Windowsにおけるブルースクリーンと同様のエラーで、再起動で解決できる場合もありますが、幾度も同じエラーが生じる場合は、オペレーティングシステムをクリーンインストールし直したりしなければならないこともある、致命的なエラーです。
 
Appleが何からの解決策を講じているかは明らかになっていませんが、ユーザーからは「カーネルバージョンが1月の17.3.0から、昨日17.4.0にアップデートされた。1日に1回か2回パニックが起こっていたのに、1週間に1回か2回になった」との書き込みがあり、状況が改善したとの報告もあります。
 
 
Source:Digital Trends, Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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