IntelがMacBook搭載CPUの消費電力などを測定するツールへのリンクを削除

    Apple MacBook Pro 2018

    Apple MacBook Pro 2018
     
    Intelが、Intel製CPUの消費電力や温度、クロック速度などを測定する「Intel Power Gadget」のページで、Mac向けツールのダウンロードリンクを削除しました。

    Mac版のみがダウンロード不可に

    Intel Power GadgetはIntel Coreプロセッサの電力消費などをモニターするツールで、Windows版、Mac版、Linux版が公開されています。
     
    ところがそのMac版のみが、現地時間7月21日の朝にダウンロードできなくなりました。米メディア9to5Macによれば、20日夜までは公開されていたとのことです。
     
    この突然のダウンロードリンク削除について同メディアは、新型MacBook ProのCPUスロットリング問題が関係しているのではないかと指摘しています。

    YouTuberの動画に注目集まる

    Intel Core i9を搭載した15インチの新型MacBook Proについて、Intel Power Gadgetで計測すると、動画のレンダリングなどを行った場合CPUの深刻なパフォーマンス低下(スロットリング)が起きていることがわかったという報告が、複数のユーザーからあがりました。
     
    この問題に大きな注目が集まるきっかけとなったのが、最新デバイスのレビューで知られるYouTuber、デイブ・リー氏のデモ動画でした。動画を見ると、Core i9を搭載した15インチMacBook Proは、内部の温度上昇を抑えるためにパフォーマンスを大幅に落としているように見えます。

    Intel Power Gadgetツールの報告にも問題あり

    しかしその一方で、Intel Power Gadgetでの測定結果は「CPUスロットリングではなくCPUがアイドルである状態を意味するのではないか」との指摘も上がっています。つまりIntel Power Gadgetツールの報告にも問題があるということです。
     
    米メディア9to5Macは独自に新型MacBook Proで動画レンダリング実験を行ってCPUパフォーマンスを測定、通常の使用では特に問題はないこと、ただしCPUが高温となるのは事実であり、6コアよりも4コアでのほうが動画処理速度が速かったと報告しています。
     
     
    Source:9to5Mac
    (lunatic)

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