macOS Mojave、ベータ版で「どこでも My Mac」機能を削除

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WWDC 18 macOS Mojave
 
離れた場所からでもインターネットを経由して自宅などのMacに安全にアクセスし、リモート操作やファイル共有が可能な「どこでも My Mac」機能がmacOS Mojaveのベータ版から消えていることが判明しました。それほど多くの人が使っている機能ではないものの、長く提供されてきた機能が静かに廃止される可能性が出てきました。

セキュリティ上の問題?

出先のMacから自宅などにあるMacをリモート操作できる「どこでも My Mac」は多くの人が使っている機能ではありませんが、Macを複数台所有しているユーザーにとって便利に使えるケースの多い機能です。このどこでも My MacがmacOS Mojaveのベータ版から削除されています。Mojaveではセキュリティ上の理由からか、SNSとの統合も廃止されており、どこでも My Macも同様の理由で削除された可能性があります。
 
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確かに他人によって自宅のMacが遠隔操作されれば銀行口座の残高やクレジットカードの利用履歴、資産状況、家族構成など、個人情報の最も重要な部分が外部に漏れる可能性はあります。現時点でどこでも My Macが悪用(ハッキング)されたというニュースはないのですが、Appleがセキュリティ向上と個人情報保護を強化するためこの機能が廃止になったのかもしれません。
 
ただし、macOS Mojaveはまだベータ版です。これから数カ月かけて不具合解消や機能追加が行われ、秋に正式版がリリースされます。もしかしたらベータ版が更新されていく過程でどこでも My Macが復活するかもしれません。ただ現時点でベータ版にどこでも My Macはありません。廃止される可能性は十分に考えられる状況です。
 
 
Source:iPhone Hacks
Photo:Apple
(KAZ)

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