【iOS12】Siriを使ってSpotifyなどのサードパーティアプリの制御が可能に
Appleの世界開発者会議(WWDC 18)の開発者セッションで6日、Siri Shortcutsで使用できる「Play Media」についての説明が行なわれました。「Play Media」を使えば、サードパーティの音楽・動画アプリを呼び出すことができるため、Siriを使ったSpotifyの再生も可能になるようです。
Appleはサードパーティ製アプリへの強硬姿勢を緩めたのか
TechCrunchによると、iOS12で新たに導入されたSiri Shortcutsの「Play Media」を使えば、Siriを介してSpotifyなどのサードパーティ製メディアアプリを起動するだけでなく、制御もできるとのことです。
「Play Media」で、ユーザーの声だけでApple製でない音楽・動画アプリで「再生」が可能になるとされています。再生以外の他の機能が使用できるかどうかはまだ明らかになっていません。また同機能が、スマートスピーカーHomePodでどのように動作するのかは不明です。
Siri Shortcuts機能は今のところ段階的な動作に限られているため、Play Mediaは「〜アプリを再生する」といったような、一回きりのコマンドのみしか可能でないとみられています。
一度音楽が再生されれば、Siriは既存の機能に従って、トラックをスキップしたり、停止などのオーディオ管理タスクを遂行することができるようです。
Siriを介したサードパーティ製メディアアプリの制御は、Apple製アプリであるApple Musicの親和性とは比べものになりませんが、今回の動きはAppleのサードパーティアプリに対する強硬姿勢が若干緩まったことを示しており、ユーザーは恩恵を受けることになるでしょう。
Source:TechCrunch via AppleInsider
Photo:freestocks.org/Flickr
(lexi)