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2018年5月31日 13時14分

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2019年、iPhoneの全モデルOLED化が実現しない3つの理由

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Apple iPhone X
 
2019年にはiPhoneの全モデルにiPhone Xで採用された有機EL(OLED)ディスプレイが搭載される、との報道について、業界の動向に詳しいアナリストたちは懐疑的な見方をしています。

2019年の全モデルOLED化を否定する3つの見解

2019年発売のiPhoneには全モデルでOLEDが採用される、と韓国メディアのETNewsなどが報じているとお伝えしたばかりですが、業界の動向に詳しいアナリストたちの反応は懐疑的だ、とBloombergが報じています。
 
Bloombergがまとめた、iPhoneの全モデルOLED化が実現しないと考えるアナリストたちの見方は3つあります。
 

1:低価格の液晶モデルは、Appleの戦略上重要な商品

JP Morganのジェイ・クウォン氏は、OLED搭載モデルよりも低価格の液晶モデルは、2018年の時点でAppleの販売戦略上、重要な存在であることを指摘し、その戦略は2019年になっても変わらないだろう、と指摘しています。
 

2:全モデルに必要なOLEDパネルの調達が困難

Yuanta証券のジェフ・プー氏は、2017年の1年間に世界で約2億1,600万台が販売されるiPhoneの全モデルに必要なOLEDをサプライヤーから調達するのは難しいだろう、と指摘しています。
 
現在OLEDでトップシェアを持つSamsungは、自社製品にもOLEDを採用しており、業界2位のLG Displayの供給能力はSamsungには及ばないため、安定的な調達に支障をきたすリスクがあります。
 

3:サプライヤー各社は液晶モデルの継続を見込んでいる

Goldman Sachsの高山大樹氏、ジェ・ダイ氏は、ジャパンディスプレイ(JDI)やシャープ、Samsungといった主要サプライヤー各社が発表した業績見通しは、Appleが2019年も液晶モデルの販売を継続することを示している、と指摘しています。

将来的には全モデルOLED化も

一方で、IHS Markitのジェリー・カン氏は、Appleが将来、iPhoneのディスプレイをOLEDに切り替える流れは確実にあるが、2019年のタイミングになるかは疑問だ、とコメントしています。
 
なお、AppleはOLEDのさらに先を見据えて、MicroLEDディスプレイの実用化に向けて研究開発を進めている、との報道もあります。

 
 
Source:Bloomberg
(hato)

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