Apple、大小異なる大きさのmicroLEDディスプレイの生産を計画か

Appleが自社でmicroLEDディスプレイの開発を行なっていると報道されたのは3月下旬のことでしたが、大きく分けて大小2サイズの生産を行なう予定であることが明らかになりました。
小さいサイズのディスプレイは2種類存在
Appleは、本社近くの施設にてmicroLEDディスプレイ技術の開発を行なっているとみられていますが、Digitimesのシニアアナリスト、ルーク・リン氏によれば、小さい方のディスプレイは台湾の半導体メーカーTSMCと共同で開発しているとのことです。
AppleがTSMCと共同開発している小型microLEDディスプレイは、シリコンバックプレーンのものであり、Apple WatchやARグラスに使用されるといわれています。
Appleは大型TFTバックプレーンのmicroLEDディスプレイの開発も行なっているとされており、これらはMacBookに採用される見込みです。
小型microLEDディスプレイは2種類あるとされており、1.3〜1.4インチのディスプレイはApple Watch、0.7〜0.8インチのディスプレイはARグラスに使われるとみられています。
Apple WatchのためのmicroLEDディスプレイパネルの量産は、2018年後半もしくは2019年に開始されるといわれており、大型ディスプレイの量産は2019年かその後になると推測されています。
microLEDディスプレイは、Apple Watchのハイエンドモデルのみに搭載されるとみられています。LEDパネルを作るコストがOLEDディスプレイパネルの生産コストの400〜600%高いというのがその理由です。
Source:Digitimes
(lexi)