Appleの業績は好調もアナリストはiPhone Xの需要に関して悲観的?

    iphone x

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    Appleの2018年第2四半期(2018年1-3月)の業績が5月1日に発表され、多くの指標でウォール街の予想を上回る結果が明らかになりました。好調な業績を受けて、有名投資家がApple株の買い増しを行ない、株価が史上最高額を更新するなど、Appleの勢いは止まりそうにありませんが、一部アナリストはiPhone Xの需要が伸び悩むと見ており、Apple株は次の12カ月間、一株あたり175ドルを維持するとの予想を発表しています。

    iPhone Xの需要は伸びそうにない?

    Nomura Instinetによれば、Appleの業績は好調なのにも関わらず、iPhone Xの需要は弱いままで、サービス事業の伸びも「良いが、素晴らしいとは言えない」とのことです。
     
    iPhoneの平均販売価格は、どの世代のiPhoneが最も売れているのかを探るのに不可欠な指標ですが、それを見る限り、「iPhone Xの販売台数は望まれていた数よりも少ない」と、アナリストのジェフリー・クヴァール氏は述べています。
     
    iPhone Xの販売台数は悪化してはいないが、平凡である」と、クヴァール氏は語ります。「Appleのガイダンスによると、2018年第3四半期のiPhoneの出荷台数は心配されていたものよりも良くなるとのことだが、我々はそれを信じない。しかし、小売店での販売はそれなりに改善している」と同氏は続けます。
     
    クヴァール氏によれば、iPhoneの販売台数が伸び悩む原因のひとつに、デバイスの買い替えサイクルが長くなっていることが挙げられるとのことです。2018年第1四半期の米国の新規デバイスへの更新度合いは5.3%に下がっています。「デバイスの買い替えサイクルが近いうちに短くなるとは思えない」と同氏は述べています。
     
    Appleのサービス事業の成長についてクヴァール氏は、「Appleはサービス事業を順調に伸ばし続けているが、ライセンシングやAppleCareによる後押しは今後の四半期には軽減していくだろう」と述べています。
     
     
    Source:CNBC
    Photo:William Hook/Flickr
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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