Apple Heart Study、積極的にApple Watch所有者にアプローチ


 
Appleが米スタンフォード大学とパートナーシップを組んで行なっている「Apple Heart Study」は、Apple Watchを介してユーザーの心拍数と心拍リズムのデータを収集し、今後の研究に役立てようとする試みです。以前はどちらかといえば受け身の姿勢で知られていたプロジェクトですが、最近アプローチがより積極的なものになったことがわかっています。

Apple Watch所有者にメールが届いている

「Apple Heart Study」への参加を促すメールが米国内のApple Watch所有者に届いているようです。これまでと違って積極性が高いと、米メディアAppleInsiderはコメントしています。
 
研究プロジェクトに参加すると、専用アプリにより心拍数と心拍リズムのモニタリングが開始されます。もし不規則な心拍リズムが検知された場合、通知が送られ、医療関係者と無料のビデオチャットが手配されます。
 

 
ケースによっては、心電図の電極が医師から届けられ、問題の確認が行なわれることもあるようです。
 
「Apple Heart Study」に参加するには、米国内在住の22歳以上で、watchOS4.x以降がインストールされている、Apple Watch Series 1、2、3のいずれかを所有している必要があります。2015年のオリジナルのApple Watchは対象外となります。
 
Apple Watchの心拍センサーはこれまで幾度も人々の命をすでに救ってきたとされています。最近では、米フロリダ州の18歳の少女の腎不全の兆候を捉えたりニューヨーク市の男性が出血性潰瘍を引き起こした際、適切な忠告を与えて最悪の状況を回避させたことで知られています。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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