Appleの自動運転用テスト車両、27台に増加~技術開発が本格化

Apple Car

apple car
 
Googleや自動車メーカーの後塵を拝してはいられません。Appleが新たに自動運転向けのテスト車両を27台に増加していたことが分かりました。Appleが自動運転システムの開発を更に本格化させていることが見て取れます。

登録車両はLexusで統一

Bloombergが報じたところによると、Appleは米カリフォルニア州に昨年4月、3台の自動運転車を登録したのを皮切りに、これまでに計27台のテスト車両を追加してきたそうです。登録された車両はどれもトヨタ製LexusのRX450hで統一されており、レンタカー企業のHertzからリースされているとのことです。
 
Appleが「Project Titan」として、自動運転の開発に取り組んでいることは以前より知られており、昨年6月にはティム・クック最高経営責任者(CEO)も、同社が自動運転技術の開発チームを有していることを認めています。

プロジェクト頓挫の危機だった?

もっとも、Project Titanは一貫して順風満帆だったわけではありません。
 
2016年1月には、Appleの最高デザイン責任者(CTO)であるジョナサン・アイブ氏がプロジェクトの進捗に業を煮やしていることが報じられたほか、報道の前後にチームの中核メンバーが相次いでAppleを離れたことも分かっています。
 
はっきりとした真相は不明ですが、この頃にAppleは自動運転車を開発する方針から、自動運転システムの開発へとシフトしたのではないか、と見られています。
 
 
Source:Bloomberg
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次