Apple、業績発表でHomePodの売上については触れず

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    2018年第2四半期(2018年1-3月)の業績を現地時間の5月1日に発表したAppleは、iPhone Xがいかに好調かを強調しつつも、スマートスピーカーHomePodに関してはほとんど触れずじまいだったようです。HomePodの売上状況はいったいどうなっているのでしょうか。

    HomePodの売上はやはり思わしくないのか

    2018年第2四半期の収益のうち、米国外での売上が65%を占めたといわれており、とりわけ中国日本売上成長率は20%と、大きな役割を果たしています。第2四半期は3月31日までの売上が計上されるので、4月に発売されたProduct(RED)の赤いiPhone8、8 Plusは計算に入っておらず、日本を含むアジア圏で人気の赤いiPhoneが売上向上に繋がったわけではないようです。
     
    「2018年3月期、顧客は他のiPhoneよりもiPhone Xを選び続けた」と、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は陳述の中で述べています。クックCEOは、発表が噂されている廉価版のiPhone Xについては何も述べなかったものの、製品の多様化がiPhoneがよく売れる理由であると語っています。「我々は需要に応じて、様々なiPhoneを提供し続ける」と同氏はコメントしています。
     
    iPhoneの売上は前年同期比で14%上昇していますが、Macの売上は平行線をたどっており、売上成長率は0%、売上台数は3%減となっています。AppleのスマートスピーカーHomePodを含む、その他の製品カテゴリーの売上は、前年同期比で28%下がりました。なお、昨年の売上も対前年同期比で28%減となっています。「HomePodは、同じサイズと値段帯のスマートスピーカーの中で最高の音質を持つことが広く認知されている」と、クックCEOはHomePodに関して言及しましたが、具体的な売上台数などについては触れなかったようです。「HomePodに新機能を追加することを楽しみにしている」と、同氏は続けています。
     
    HomePodに関しては、先週ドイツ銀行がAppleは価格設定を間違えたと、シビアな意見を述べたばかりで、売上が伸び悩んでいるのはないかといわれています。
     
     
    Source:The Verge
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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