AppleはスマートスピーカーHomePodの価格設定を間違えた〜ドイツ銀行が分析

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Amazon EchoやGoogle Homeと比べて出遅れた感が強いAppleのスマートスピーカーHomePodですが、やはり売上台数は思うように伸びていないようです。AppleはHomePodの予想販売台数を引き下げたといわれており、国際ニュースエージェントのBloombergが、Apple StoreにHomePodが山積みになっていると報じるなど、思わしくない状況が続いています。HomePodの現状について、ドイツ銀行シビアな意見を述べています。

プレミア価格戦略が裏目に出たか

AppleのスマートスピーカーHomePodは失敗だったと決めつけるのはまだ早いかもしれませんが、ドイツ銀行はAppleが置かれている状況について非常に厳しい分析結果を発表しました。
 
「Appleは、HomePodスマートスピーカーで、スマートホーム市場で重要な位置を占められる可能性があった」と、ドイツ銀行は肯定的な意見を過去形で述べた後、「しかしながら発売後、レビューの評価が低く、需要が伸びなかったため、チャンスを逃してしまった」と、すでに失敗したとの結論を導き出しているようです。
 
ドイツ銀行は、AppleがHomePodで失敗した原因として、その価格設定を挙げています。
 
「Appleはプレミア価格戦略に基づいて、HomePodを349ドル(約38,000円)で売り出した。この価格設定では、収入の多い、Appleの新製品なら何でも買うというようなAppleファンしか取り込むことができないだろう」
 
HomePodはライバル社の製品よりも200ドル(約21,800円)も値段が高く、スピーカーの音質が良いというだけでそれだけ多くのお金を払うインセンティブが生まれなかったのではないかとドイツ銀行は見ているようです。
 
 
Source:Business Insider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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