Apple、エド・シーランのドキュメンタリー番組放映権を数億円で獲得

Appleが、人気ミュージシャンのエド・シーラン氏の楽曲制作の様子を追ったドキュメンタリーの放映権を購入しました。購入額は数百万ドル(数億円)にのぼる、と報じられています。Apple Musicでの配信のほか、劇場版も公開される模様です。
エド・シーランのドキュメンタリー、購入額は数百万ドル
イギリス出身のシンガーソングライターで、グラミー賞受賞歴を持つエド・シーラン氏のドキュメンタリー「Songwriter」の世界規模での放映権をAppleが購入した、とエンターテインメント情報メディアDeadlineが報じています。
取引額は「7桁(ドル)の小〜中程度」と、具体的な金額は明かされていませんが、数百万ドル規模の取引だった模様です。
なお、本稿執筆時点でAppleは放映権の購入について公式なコメントを出していません。
Apple Musicに加えて劇場版も公開か
「Songwriter」は、エド・シーラン氏のいとこで、共同制作の経験もあるマーレイ・カミングス氏が監督し、人気ミュージシャンとして注目を浴びるまでの過程や、ライブパフォーマンスの様子などを数年間にわたって追った作品です。
Appleは「Songwriter」をApple Musicなどの自社プラットフォームで公開するのと同時に、劇場版も公開する方針です。
これは、サム・スミス氏やダニー・ブラウン氏、ナイル・ホーラン氏らの音楽分野のドキュメンタリー作品の放映の際には見られなかった動きです。
独自コンテンツの制作・獲得に力を入れるApple
Appleは最近、Apple Music向けの独自コンテンツの制作や獲得に力を入れています。
最近だけでも、アイザック・アシモフ原作の「ファウンデーション」のテレビドラマ放映権を獲得しているほか、「シックス・センス」などの代表作を持つM.ナイト・シャマラン氏にオリジナルのサイコスリラードラマを発注、20世紀フォックスにオリジナルアニメの制作を発注、といった動きが報じられています。
Source:Deadline via AppleInsider
(hato)