2018年秋のiPhone Xはより高価なものになる?アナリストが指摘

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    iPhone Xの販売台数は思うように伸びていないといわれる中、2018年秋の新iPhone Xは前年よりもさらに高価なものになるとアナリストは予測しています。Appleは一度デバイスの価格帯を設定すると、容易に変更しないといわれていますが、ローエンドモデルのiPhone SEの価格は下げられる見込みとのことです。

    売れないからといって値段は下げない?

    前回の収支報告で、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)がiPhoneの販売台数が1%下がったと発表するなど、高価格化するiPhoneに消費者はついていけないようです。
     
    Business Insiderは、「iPhone Xは良いスマートフォンではあるが、1,000ドル(112,800円)には値しない」と述べています。
     
    しかしながら、金融持株会社UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノヴィッチ氏とベンジャミン・ウィルソン氏によれば、2018年秋のiPhone Xの販売価格は1,100ドルと、前年よりもさらに高価なものになる見通しです。
     
    ミルノヴィッチ氏は、数日前に2019年度はiPhoneに700ドル(約7.5万円)以上を支払うユーザーが70%を超えるとの予測を発表したばかりです。
     
    ミルノヴィッチ氏とウィルソン氏は、既存のiPhoneユーザーにより高価格な新しいモデルを購入してもらい、一方で新規ユーザーを取り込むためのAppleの戦略について以下のようにまとめています。
     

    • 最上級モデルの機能を低価格帯のモデルへと移す
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    • 若干の値上げで、高級iPhoneユーザーにより値段の高いモデルを購入してもらう
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    • 新機能で高価格帯を確立しつつ、旧デバイスでローエンド市場に入り込む

     
    Appleは、2018年のiPhone Xの価格をさらに吊り上げる一方、iPhone SEの価格は300ドル(約3.21万円)にまで抑えるとみられており、高価格帯モデルと低価格帯モデルの間のバランスを取ろうとしているようです。
     
     
    Photo:William Hook/Flickr
    Source:Business Insider
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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