非正規店で画面交換したiPhone8、iOS11.3へのアップデートで動作不能に

サードパーティ製のタッチスクリーンに交換したiPhone8を、iOS11.3にアップデートすると、タッチ操作を一切受け付けなくなる問題が発生しています。
iOS11.3へのアップデートで動作しなくなる
iPhone8のタッチスクリーンを、非正規の修理店でサードパーティ製ディスプレイに交換すると、3月末に公開されたiOS11.3にアップデートした後に操作ができなくなる、とMotherBoardなどが報じています。
問題が発生しているiPhone8は、iOS11.3にアップデートするまでは問題なく動作していたそうですが、マイクロチップがタッチスクリーンと同時に交換されていないと、iOS11.3ではタッチスクリーン操作が無効になってしまうようです。
Appleが今後、ソフトウェアアップデートによりこの問題を解決する可能性はありますが、本稿執筆時点でAppleからのコメントは発表されていません。
報道では、iPhone8と同時期に発売されたiPhone8 PlusやiPhone Xでも同様の症状が起きるかは言及されていません。
Touch IDを交換したiPhoneの「文鎮化」にはiOS更新で対応
2016年に起きた、Touch IDセンサーを非正規ショップで交換するとiPhoneが動作しなくなる「エラー53」問題は、ユーザーによる集団訴訟へとつながりました。
Appleはその後、謝罪のうえiOSのアップデートで問題を解決しています。
なお、Appleは2017年2月に社内向けメモで、他社でディスプレイの修理を受けたiPhoneも保証の対象とする方針を伝えています。
Source:MotherBoard, 9to5Mac
Photo:iFixit
(hato)