もう商品を探してウロウロしない!ARアプリで買い物が快適に

スーパーマーケットに買い物に行って、目当ての商品を見つけるのに苦労した経験をお持ちの方は多いと思います。AppleのAR(拡張現実)プラットフォームのARKitを活用して、買い物が便利で快適になるアプリが開発されています。
スーパーでの買い物がスムーズに!
スーパーで「これを買いたいのにどこにあるのかわからない!」と店内をウロウロしなくてもいいように、ARKitを活用した買い物支援アプリを開発しているのは、イギリス在住の開発者、アンドリュー・ハート氏です。
ハート氏は、開発中のアプリのデモ動画をTwitterで公開し、本稿執筆時点で6,700件以上のリツイートと15,000件以上のいいねを獲得して話題となっています。
商品の売り場までナビゲート!
精肉売り場で、鶏肉のパッケージを手に取ると、価格だけでなく、カロリーや栄養量も表示されます。
鶏肉をカゴに入れると、調味料のティッカマサラがおすすめ商品として表示されました。
今夜はスパイシーなチキンティッカマサラにしよう!と決めたら、青い「商品を見つける」ボタンをタップします。
お店の床に、カーナビのルート案内のような誘導が表示されて、ティッカマサラの売り場へと案内してくれます。
目的の棚に着くと、目当てのティッカマサラが売られている場所に矢印が表示されていて、すんなり商品を手にすることができました。
目当ての商品の場所を案内する以外にも、通路に「よく利用する商品」と価格が表示されるので、買い忘れも防げそうです。
このアプリは、スーパーマーケットなどの小売業界をはじめ、博物館やショッピングモール、空港などでの活用が期待されています。
ハート氏が公開したデモ動画はこちらでご覧ください。
Here’s a peek at what I’ve been working towards for the past few months. Introducing Retail AR, from Dent Reality. https://t.co/CpS0w3ZXYX pic.twitter.com/NZFZcjcQX1
— Andrew Hart (@AndrewProjDent) 2018年4月4日
iOS11.3とともに精度が向上したARKit
最近のAppleはAR技術の活用に力を入れており、先日、ARKitで開発されたアプリのダウンロード数が1,300万回を超えたと案内しています。
先日公開されたiOS11.3へのアップデートに合わせてARKitがARKit1.5へと進化し、壁やドアなど垂直面や、不規則な形状の認識精度が向上しています。
Appleは、ARを活用したアプリの特集ページも公開しています。
Source:Cult of Mac
(hato)