ARKit対応アプリ、合計1,300万ダウンロードを突破

iOS11.3 ARKit 1.5 Apple

Apple AR
 
iOS11からARKitを使い、簡単にアプリにAR機能を組み込むことが可能になりました。その影響で多数のARアプリが登場し、アプリ配信の分析を行う企業によると、そのダウンロード数は1,300万を突破したとしています。

ゲーム部門がけん引役

アプリの配信状況を分析するSensorTower社は、ARKitを利用して作られたアプリが、iOS11リリース後の半年で1,300万ダウンロードを記録したと報告しています。昨年9月のiOS11公開後1カ月が経過した時点でARアプリは300万ダウンロードを記録しており、そこから順調に配信数を増やしていることがわかります。

 

ARアプリ

 

このダウンロード数をけん引しているのがゲーム部門であることも同時に判明しています。ARアプリのダウンロード数の47%がゲーム部門となっており、次いでユーティリティ部門が14%、エンターテインメント部門12%、ライフスタイル部門11%と続きます。やはりゲームやエンタメといった娯楽アプリが現時点でのARの用途の主力なのでしょう。

ARKit1.5まもなく公開

iOS11.3の主要新機能の一つがARKit1.5へのアップデートです。これまでのARKitではできなかった、壁などの垂直面を使ってもARが楽しめるようになります。これを利用して、壁に貼られたポスターの画像を読み取り、その掲示内容に沿ったARをポスター上に投影できるようになります。また円形のテーブル上にもARを投影することが可能になるなど、これまで以上にアプリの可能性が広がりそうです。

 

iOS11.3 ARKit 1.5 Apple

 

こうした用途や利用機会の拡大は確実にARアプリの出番を増やすことになります。先日のAppleの教育イベントでもARを教育に活かすことが提示されていました。iOSデバイスにとってARは重要な要素になってくることは確実であり、ARKit1.5の登場と合わせて、さらにARアプリのダウンロード数が増えるのは確実でしょう。
 
 
Photo:SensorTower
Source:9to5Mac
(KAZ)

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