サウジアラビア、Apple Storeで男女混合でのスタッフ勤務を許可

    サウジアラビア

    サウジアラビア
     
    米国を来訪中のサウジアラビア皇太子は先週、Apple新本社のApple Parkを訪れ、幹部メンバーたちとミーティングを行ないましたが、その際にサウジアラビア国内初となるApple Storeの設置についても話し合った模様で、男女スタッフが入り混じってストア内で勤務しても罰則が与えられないことが保証されたようです。

    女性の社会進出を促すサウジアラビア

    サウジアラビア皇太子のムハンマド・ビン・サルマーン氏は、「ビジョン2030」なる、大胆な経済改革プランを掲げていることで知られており、皇太子自らが米国を訪れ、マサチューセッツ工科大学やボストン地区の主要企業と今後の経済発展計画を議論したり、Googleの創業者や最高技術責任者(CEO)とも会合を行なってきました。
     
    そして現地時間の8日、Appleを訪問したサウジアラビア皇太子は、ティム・クックCEOを含む幹部メンバーともミーティングを行ない、サウジアラビア国内での教育環境の向上や、アプリ開発などについて話し合ったといわれていますが、その際にApple Storeにおける男女混合でのスタッフ勤務の可能性についても議論したようです。
     
    グローバルに男女の賃金格差の解消を目指しているAppleにとって、男女がいっしょに働ける環境は、海外投資を行なう必要条件となっており、今回サウジアラビアから公式に男女混合スタッフ勤務の許可が出たことで、同国内でのApple Store開店に向けて一歩前進したとみられています。
     
    AppleのクックCEOは2月の投資家会議で、「最も多様性のあるチームが最高の製品を生み出すと信じている」と述べており、性別や民族の垣根を超えて協働することの重要性を主張しています。
     
     
    Source:Financial Times
    Photo:President of Russia
    (lexi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次