楽天の携帯事業参入、総務省が4月6日に認可で「第4のキャリア」誕生か〜日経報道
「第4の携帯キャリア」として携帯電話事業への参入を表明している楽天について、総務省が4月6日に参入を認可する可能性がある、と日本経済新聞が報じています。
【追記】4月6日、楽天への周波数割り当てが認められました。
認可されれば13年ぶりの新規参入
楽天は現在、MVNOとしてNTTドコモの回線を利用したサービスを提供していますが、ソフトバンク、KDDI、NTTドコモに続き自前の通信設備を持つ「第4のキャリア」として携帯電話事業に参入すると表明しています。
日本経済新聞によると、4月6日に開催される総務省の電波監理審議会において、楽天が申請していた携帯電話向け周波数の認可が議題となる予定で、早ければこの審議会が楽天の参入を認める可能性があります。
後日、総務大臣が正式に認可すれば、イー・アクセス(現在のソフトバンク)以来、13年ぶりの新規参入となります。
月額料金は4,000円程度か
楽天が携帯事業に参入した場合の料金設定については、月額料金を4,000円程度に設定するようだ、と産経新聞が報じていました。
大手キャリアの月額6,000円〜7,000円よりも月額2,000円〜3,000円程度安い価格を設定し、格安SIMよりも安定した通信をアピールすることで顧客の取り込みを図る考えとみられます。
MVNOでシェアトップの楽天
楽天は2017年11月に経営破綻したプラスワン・マーケティングから「FREETEL」事業を買収して顧客基盤を拡大しています。
総務省が3月に発表した「電気通信サービスの契約数及びシェア」によると、約1,086万件のMVNO(SIMカード型)契約数のうち、楽天がシェアトップとなる15.4%を獲得していることから、楽天の契約数は約167万件程度とみられます。
Source:日本経済新聞
(hato)