AppleはiCloudの無料ストレージ容量をいつ増やす?ライバル社はすでに増量済み

icloud apple

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現地時間の3月27日に開催されたAppleの教育関連イベントにて、Apple Pencilを使用できる新iPadが公開されました。Appleは同時に、教師や生徒など学校経由でApple IDを取得したユーザーに対し、200GBiCloud無料ストレージ容量の提供も発表しましたが、一般ユーザーには今も5GBの無料ストレージ容量しか提供されておらず、無料分を増量して欲しいという要望が高まっているようです。

ライバル社の3分の1の無料ストレージ容量

Appleは教育機関を主なターゲットに新9.7インチiPadを打ち出し、学校により登録、配布されたApple IDでデバイスを使用するユーザーに、200GBiCloud無料ストレージ容量の提供も発表しました。
 
しかしながら、いまだに一般ユーザーが利用できるiCloudの無料ストレージ容量は5GBのままです。200GBのストレージを使用するには月額400円、年間4,800円と、けっして法外な値段設定ではありませんが、米メディアThe Vergeは、世界で最も売上の大きいテック企業にしてはケチっぽいとの意見を述べており、著名ブロガーのジョン・グルーバ氏も、ストレージ容量64GBのデバイスから考えると、5GBはばかばかしく見えてくると語っています。
 
iCloudの5GBの無料ストレージ容量は、2011年のWWDCでAppleがiCloudを発表してからというものこれまでまったく変わっていません。
 
Android陣営を見ると、このAppleの5GBという容量が極端に少ないことがわかります。
 
Googleは、Google ドライブで15GBの無料ストレージサービスを提供しています。100GBは月々1.99ドル(約212円)、1TBは月々9.99ドル(約1,065円)となっています。
 
Samsungも、Samsung Cloudなる自社サービスを提供しており、15GBの無料ストレージ容量がついてきます。50GBは月々0.99ドル(約106円)、200GBは月々2.99ドル(約319円)となっています。
 
The Vergeは、クラウドストレージの無料ストレージ容量は大きければ大きいほどよいとの見解を示しており、ライバル社にユーザーが流れる前にAppleはストレージを増量したほうがよいと助言しています。
 
 
Source:The Verge
Photo:Actualidad iPhone
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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