【レビュー】ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー RAVPower RP-PB080

 
iPhoneシリーズでは、iPhone8/8 Plus、iPhone Xに搭載されているワイヤレス充電機能。モバイルバッテリーにもワイヤレス充電機能付きの製品が登場しています。
 
今回は、スマートフォン周辺機器を扱うブランド「RAVPower」で、今年2月に発売された7.5W急速ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリー「RP-PB080」を提供頂きましたので、iPhone Xで利用したレビューをお届けします。

iPhoneへの7.5W充電に対応する数少ない製品

「RP-PB080」は、Qi（チー）規格のワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリー製品です。iPhoneとAndroid端末で利用でき、Android端末では最大10W、iPhoneでは最大7.5Wのワイヤレス高速充電が可能。Apple独自仕様の7.5Wはワイヤレス充電器でも対応機種が少ないため、携帯可能なモバイルバッテリーで高速充電ができるのは大きな特徴です。
 

パッケージ内容、製品外観

 
パッケージは一面水色で、中央部分にブランド名が刻印されています。中には、収納ポーチとケーブルの入った細長い箱、モバイルバッテリー本体の入った大きな箱があります。
 

 
同梱物は、モバイルバッテリー本体、Micro USBケーブル（60cm）、収納ポーチ、Micro USBとUSB-Type C変換アダプタ、取扱説明書となっています。
 

 
天面のワイヤレス充電パッド部分には、端末の滑り止め防止加工が施されています。
 

 
側面上部にはバッテリー容量を示す10,400mAhの記載が確認できます。iPhoneを充電する場合、iPhone XではUSBポートからは約2.7回、ワイヤレスでは約1.8回、iPhone8ではUSBポートから約4回、ワイヤレスでは約2.6回充電可能です。
 

 
側面下部には、RAVPower独自の急速充電仕様「iSmart」に対応したUSB Aポート（出力5V/2.4A）、USB microBポート（入力5V/2A）、電源ボタンがあります。USB Aポートで1台、ワイヤレス充電部分で1台で、2台の端末を同時に充電可能です。
 

 
背面には製品名と技術仕様が記載されています。2019年2月より義務化されるモバイルバッテリーでのPSEマークについては、現時点ではRP-PB080には表示がありません。しかし日本での販売元ニアバイダイレクトジャパンは、今年9月製造分よりRAVPowerブランドの全製品にPSEマークを順次表示することを発表しています。
 

 
電源ボタンを押すと、天面のブランド名下にあるLEDインジケーターで、モバイルバッテリー本体の電池残量が確認できます。バッテリー本体は、2AのUSB充電器を使用して5.5時間～6時間程度でフル充電可能です。
 

 

モバイルバッテリーの上に載せてワイヤレス充電

 
モバイルバッテリー本体は、16.3×8×2.3cmで、iPhone Xよりも一回り大きいサイズです。重さは約324gですが、見た目ほど重い印象はありません。
 

 

 
ワイヤレス充電中は、画像では緑色に点灯しているLEDインジケーターで充電状況を確認できます。緑色点滅が急速充電中、緑色点灯が充電完了（数十秒後に自動消灯）で、接続に問題があるなど異常検出は赤色点滅、電源がオンで待機状態の場合は赤色点灯後、自動消灯となっています。
 

 
なおワイヤレス充電は、モバイルバッテリー本体の上に載せても自動的には開始されず、側面の電源ボタンを押してバッテリーの電源をオンにしてから置く、というひと手間が必要になります。
 

ワイヤレスでの充電速度、残量20％から30分で42％に

 
気になるワイヤレスでの充電速度ですが、フル充電までに必要な時間は、iPhone Xは約3.5時間、iPhone8は約2.5時間、iPhone8 Plusは約3.7時間としています。
 
何もアプリを起動していないロック状態のiPhone Xで、バッテリー残量20％の状態から充電してみたところ、30分間で42％まで回復しました。外出先などでiPhoneのバッテリー残量が少なくなり、短い時間ですばやく充電したいときに役立ちそうです。
 
「RP-PB080」の価格は税込み5,999円で、通販サイトAmazonにて購入可能です。
 
 
Source:RAVPower
(asm)