Apple、2018年に2つの13インチMacBookをリリースか
Appleは、今年中にRetinaディスプレイ搭載のMacBookを発売するとすでに予測されていましたが、調査会社IHS Markitが新たに得た情報によると、2つの異なる13.3インチMacBookが生産されるとのことです。
ディスプレイサイズは同じでも技術が異なる
2つの13.3インチMacBookは、共に解像度2,560 x 1,600ピクセルのRetinaディスプレイ搭載になるとみられているものの、それぞれ使用されるディスプレイ技術が異なるようです。酸化物半導体(Oxide)TFTディスプレイパネルと、アモルファスシリコン(a-Si)TFTディスプレイパネルの2種類です。
a-Si TFTディスプレイパネルはノートパソコンに一般的に使用されますが、Oxide TFTは比較的新しい技術で、IGZO(イグゾー)と呼ばれ、シャープが使用する液晶技術として知られています。
IHS Markitのアナリストのローダ・アレクサンダー氏は、「13.3インチディスプレイパネルの生産計画を見ている限り、Oxide TFTディスプレイパネル搭載モデルはMacBook Proになるだろう」とコメントしています。
アレクサンダー氏によれば、MacBookの生産は第3四半期(7-9月)までは開始されないとのことです。
先週、台湾メディアDigitimesがエントリーレベルのRetinaディスプレイ搭載13.3インチMacBookが6月に発表されると伝えたばかりですが、今回の報道とも一致します。
Oxide TFTがすでに使用されているApple製品とは?
Appleの製品ラインナップの中で、27インチのRetina 5Kディスプレイ搭載iMacにすでにOxide TFTディスプレイパネルが使用されています。
2014年のAppleのプレスリリースには、Oxide TFTディスプレイパネルについて以下のように述べられています。
iMac Retina 5Kディスプレイモデルには精巧に作られた酸化物TFTベースのパネルを採用することで、隅から隅まで鮮明に表示できる明るさを獲得しました。