タブレットの年末商戦、Appleが首位を維持〜Amazonが猛追

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    年末商戦を含む2017年第4四半期(10‐12月)において、Appleは1,320万台のiPadを出荷して、タブレット市場で首位の座を維持したことがわかりました。

    iPadの売れ行きは好調

    調査会社IDCが発表した2017年第4四半期の「世界四半期タブレットトラッカー」によると、値頃感のある9.7インチiPad、また昨年6月に発売された10.5インチおよび12.9インチiPad Proは、ホリデイ商戦での人気商品となりました。これはモバイル解析企業Flurryの調査データとも一致しています。
     
    ただしIDCが「スレート」として分類するキーボードのないタブレットの中で、成長しているのはAppleのiPadのみであり、その成長の秘訣は、安価な9.7インチ版で消費者の需要を喚起しつつ、高価で高性能なiPad Proでビジネスおよび教育市場を開拓する戦略にある、とIDCは分析しています。

    2017年第4四半期、Amazonが2位に

    そして首位を走るAppleを猛追し、Samsungを抜いて2位に浮上してきたのがAmazonです。同社はホリデイシーズン中に大幅な値下げを実施するとともに、自社サイトのトップで大々的な宣伝を行いました。また最近では音声アシスタントAlexaをタブレットにも搭載し、新たな市場開拓を狙っています。
     
    2016年には2位だったSamsungは、同社のキーボード取り外し可能タブレット(IDCはデタッチャブルとして分類)の出荷台数は伸びているものの、その増加分をスレート型タブレットの低迷が打ち消しています。
     

    IDC-4Q2017

    2017年第4四半期のタブレット出荷台数・市場シェア・成長率(予想。出荷台数の単位は100万)


     
    IDC-2017

    2017年通年のタブレット出荷台数・市場シェア・成長率(予想。出荷台数の単位は100万)


     
     
    Source:IDC
    (lunatic)

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