AppleのiPhoneとiPad、今年のホリデイ商戦で一番人気のモバイル製品に

    クリスマス iPhone x

    クリスマス iPhone x
     
    今年のホリデイ期間中に、全世界でもっとも多く贈られたモバイル端末は、AppleのiPhoneとiPadであったことがわかりました。

    Appleは44%で今年も圧勝

    Yahoo傘下のモバイル解析企業Flurryは、クリスマスそしてハヌカの最終日までの1週間(12月19日〜25日)に、世界中でアクティベートされた新しいスマートフォンとタブレットの統計をまとめ、消費者がもっとも多く購入したのはどのデバイスかのデータを公表しました。
     
    調査データによれば、アクティベートされた新しいモバイルデバイスの44%はApple製品でした。Samsungが26%で続いていますが、3位のHuaweiは5%、以下Xiaomi、Motorola、LG、OPPOはいずれも3%と、トップ2位とは大きく差がついています。
     
    Flurryは2016年末にも同様の調査結果をまとめていますが、昨年も首位はAppleで44%、2位はSamsungで21%でした。2年続いてほぼ同じ結果ということになります。
     
    3位以下の顔ぶれにも大きな変化はなく、唯一といっていい変化はAmazonが姿を消し、Vivoが新たに登場したことでしょうか。
     

    iPhone Xは3位にとどまる

    iPhoneのモデル別内訳では、もっともシェアが大きいのはiPhone7で15.1%、2位がiPhone6で14.9%と、1位と2位を古いデバイスが占める結果となりました。今年発売された製品では3位にようやくiPhone Xが入り、iPhone8/8 PlusはiPhone6s、iPhone7 Plusよりも低いシェアとなっています。
     
    ただしFlurryの調査は全世界を対象としているという点は、頭に置いておくべきでしょう。最新版よりも、価格の安いiPhoneのほうが人気のある国や地域が少なからず存在します。たとえばAppleはすでにiPhone6の販売を終了していますが、今も割引価格で売っている小売業者がいるため、新規で購入、アクティベートしている消費者がいるという訳です。
     

    ファブレットが53%の市場シェアを獲得

    同じくFlurryがまとめているフォームファクター別の調査では、同社がファブレットとして分類している5−6.9インチディスプレイ搭載モデルがさらにシェアを拡大して53%となり、一方で中サイズのスマートフォン(3.5−4.9インチ)の市場シェアが縮小する傾向が続いています。
     

     
     
    Source:Flurry via MacRumors
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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