Appleのプログラミング教育カリキュラム、欧州の70の教育機関で導入

    Everyone Can Code

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    AppleのEveryone Can Code(誰でもプログラミングはできる)イニシアティブが作成したプログラミング教育のカリキュラムが、現在ヨーロッパ内にある70の教育機関で導入済みであることが発表されました。

    Appleが開発したプログラミング言語Swiftの威力

    プログラミング言語Swiftは、2014年にAppleによって公開され、その使いやすさと安全性から瞬く間に使用度トップランキングへの仲間入りを果たしました。Swiftは2018年1月現在、世界で12番目に多く使われているプログラミング言語となっています(TIOBE Index調べ)。
     
    宿泊施設・民泊を貸し出せるAirbnbや、航空券予約サイトのKAYAK、口コミプラットフォームのトリップアドバイザーなどもSwiftで作られています。
     
    Appleのエンジニアと教育者によって作られた「Swiftでアプリ開発」カリキュラムは、あらゆるレベルの学生に対応しており、誰でもプログラミングの予備知識なしで始めることができ、好きなデザインの完動するアプリを開発できるとのことです。

    ヨーロッパの70の教育機関で導入が完了

    AppleのEveryone Can Codeイニシアティブのプログラミング教育カリキュラムは、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、アイルランド、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガルの70の教育機関ですでに導入されています。
     
    昨年11月にカリキュラムの導入が開始された、オランダのアーネム・ナイメーヘン高等専門学校では、すでに34,000人の学生がプログラミングができるようになっているとのことです。
     

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    「Swiftでアプリ開発」


     
    Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)も訪れた、イギリス・エセックスの継続教育機関ハーロウ・カレッジでは、新たにカリキュラムが導入され、社会人学習者を含む、3,000人の学生がAppleのプログラミング教育を受けることになります。
     
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    Apple


     
    クックCEOは、「プログラミングは今日の労働現場で欠かせないスキルの一つとなっている」と語っていますが、その言葉通り、Swiftなどのプログラミング言語によって成り立つアプリ経済は、ヨーロッパで136万の雇用を創出しており、これまでAppleからヨーロッパの開発者に支払われた総額は180億ドル(約1.99兆円)に上るといわれています。
     
     
    Source:Apple
    (lexi)

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