iPhoneのバッテリー交換料金割引、劣化状態に関係なく適用は1台1回だけ

iPhone6Plus-iFixit

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Appleは、iPhoneバッテリー交換料金の割引を、バッテリー状態のテスト結果に関係なく適用可能なのは、1台のiPhoneについて1回だけ、との注意書きを公式Webサイトに掲載しています。現在、保証対象外でも通常8,800円の交換料金が3,200円で交換可能となっています。

バッテリー劣化状態に関係なく交換料金割引は1台1回のみ

Appleは、バッテリーが劣化したiPhone6以降のパフォーマンスを抑制している問題に対応して、ユーザーが希望する場合は、バッテリーの劣化状態に関係なく、通常料金の8,800円からおよそ6割減額した3,200円でバッテリー交換する対応を開始しています。
 
Apple iPhone service pricing
 
Appleはこの対応を2018年12月末日まで実施すると発表していますが、最近、バッテリー状態テストの結果に関係なくバッテリー交換料金を割引する条件として、「1台のiPhoneにつき1回のみ」とする条件を追加している、と米メディアMacRumorsが報じています。

「1月と12月の2回交換」はダメ

通常の使い方であれば、1年以内に2回以上の交換をしなくてはならないほど、iPhoneのバッテリーが劣化することないと思われます。
 
しかし、割引料金でバッテリーを2回交換して6,200円を払っても、通常料金の8,800円よりも割安なので、1月と年末の2回、バッテリー交換したいと考えるユーザーが出る可能性を想定して追記したのかもしれません。
 
なお、本稿執筆時点では、該当のページは英語版しか公開されていませんが、日本国内でもアメリカと同様の対応になると想定されます。
 
iPhone6以降のモデルをお使いで、バッテリー交換の依頼を検討している方は、交換の時期を決める際の参考になさってください。

2018年初頭、バッテリー状態を確認できるアップデートを配信予定

iPadやMacなど、iPhone以外のApple製品は、バッテリー制御のソフトウェアがiPhoneとは異なるため、バッテリー劣化によるパフォーマンス抑制の対象とはなっていません
 
Appleは、2018年初頭にユーザーがiPhoneのバッテリー状態を簡単に確認できるようにするソフトウェアアップデートを公開する、と発表しています。

自分でもできるバッテリー状態チェック

Appleは、iPhoneのバッテリーのフル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の80%が確保できているかでバッテリー状態を判定しています。
 
現時点でも、Macか WindowsパソコンにiPhoneを接続することで、ユーザーが自分でiPhoneのバッテリー状態を確認することができます

 
 
Source:MacRumors, Apple
Photo:iFixit
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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