世界初のSMSが送信されてから25年が経過!各種メッセージングアプリの源流
iPhoneなどのスマートフォンで当たり前のように使っているメッセージングアプリの原型と言える、テキストメッセージ(SMS)は、今から25年前の1992年12月3日、世界で初めて送信されました。
世界初のSMSは「メリークリスマス」
世界初のSMSは、イギリスの通信会社Sema Group Telecomsの技術者ネイル・パプワース氏から、Vodafoneのリチャード・ジャービス氏の携帯電話に送信されました。
当時の携帯電話にはキーボードがなかったため、送信にはコンピュータが使われました。世界初のSMSのメッセージは、「Merry Christmas」でした。
現在、やり取りされるSMS、米国内だけで月に7,810億通
その後、SMSが普及するには長い時間を要しました。1992年の当時は携帯電話ネットワークが現在のようにどこでも使える状態ではなかったことと、携帯電話のキーはメッセージを入力するキーボードとしては使いにくかった、という原因によります。
その後、誰でも簡単に使うことができる手軽さが受けて、SMSは爆発的に普及します。
やり取りされるSMSのメッセージ数はアメリカ国内だけで、2006年の月間125億通から、翌年には450億通へと増加しています。さらに、2017年6月には、アメリカだけでも月に7,810億通ものメッセージが飛び交っています。
コミュニケーションを大きく変えたSMS
SMSは、私たちのコミュニケーションのあり方にも大きな影響を与えました。
誰でも簡単に使えるSMSのテキストメッセージが発展し、添付ファイルやスタンプを手軽に送れるTwitterやLINEなどのSNSの原型となりました。
Twitterの140文字という文字数制限は(最近、一部で緩和されましたが)、SMSで送信可能だった160文字を参考に決められているそうです。
Source:Engadget, Neil Papworth
(hato)