【注意】macOSのアップデートに漏れ!脆弱性のあるバージョンがインストールされる

macOS High Sierra 10.13.1の重大な脆弱性は、Appleが既にセキュリティパッチを公開して対策済みですが、macOS 10.13から10.13.1に最近アップデートした場合、脆弱性が残ったままのバージョンにアップデートされてしまうことがわかりました。
macOS 10.13.1に最近アップデートした方は注意
権限のないユーザーがパスワードなしでログインし、Macのシステム全体を操作できてしまう、macOS High Sierra 10.13.1の重大な脆弱性は、Appleがすぐにセキュリティパッチを公開して対処しました。
しかし、macOS High Sierra 10.13から10.13.1に最近アップデートした場合、セキュリティアップデート適用前のバージョンがインストールされてしまい、セキュリティパッチを適用するためには、Macを一旦再起動してアップデートを確認する必要がある、とテクノロジー系メディアWiredが指摘しています。
今回の脆弱性に関する一連の報道を見て、最近アップデートした場合、必要な対策を取らないとわざわざ脆弱性を取り込んでしまうことになります。
最新バージョンのセキュリティパッチ適用を確認する方法
本稿執筆時点で、最新版のセキュリティパッチが適用されている場合は、システムのビルド番号は「17B1003」となります。
この情報は、画面左上のAppleロゴから「このMacについて」で「システムレポート」を開いたら、「ソフトウェア」のメニュー内の「システムのバージョン」で確認可能です。
現時点での最新バージョンなら、「macOS 10.13.1 (17B1003)」と表示されるはずです。
最近、macOS High Sierra 10.13.1にアップデートしたものの上記のビルド番号が表示されない方は、一度Macを再起動してから、Mac App Storeでアップデートをチェックしてみてください。