Amazon プライム・ビデオ、Apple TVアプリは従業員によるテスト中
6月のWWDCで発表されたAmazon プライム・ビデオのApple TVアプリは12月になってもまだ公開されていません。しかしAmazonの従業員によるアプリの作動テストが始まっているとの情報と、アプリのスクリーンショットがRedditに投稿されています。
公開は当初の想定より遅れている?
Amazon プライム・ビデオアプリのApple TVへの対応は6月のWWDCで発表されたにも関わらず、12月になった今でも一般公開されていません。当初はApple TV 4Kが発売になる9月、または10月に公開されるとの情報もあったのですが、AmazonとAppleの間に何らかの不調があったため、延期になったとされています。
ただ従業員によるテストが始まっているという情報が本当なら、プロジェクト自体はしっかり動いていることになります。またこのような情報が漏れ出るほど多くの従業員がテストしてるとすれば、一般公開までにはそれほど時間がかからないとも考えられます。なお今回情報を漏らしたAmazonの従業員とされる人物は一般公開の日程については言及していません。
AmazonとAppleは和解したはずだが
もともとAmazonとAppleはFire TVとApple TVで競合関係にあります。Amazonは自社の通販サイトでApple TVの販売を停止しており、Apple TVにもアプリを提供していません。AmazonはAppleの月額料金徴収にかける手数料の高さに反発していたとも言われます。Appleが手数料体系を見直したことなどを経て両社は和解したとされ、WWDCでのApple TVへのAmazon プライム・ビデオアプリ提供の発表につながりました。
しかし前述のようにそこから両社間には再び何らかの対立があり、Amazon プライム・ビデオアプリの公開が遅れているとされます。せっかく和解に至ったはずなのに、また何かトラブルがあったのでしょうか。ちなみにAppleとAmazonはスマートスピーカー分野でも競合しそうです。Amazon EchoとHomePodの競合がまた両社の対立の火種になってしまうのではないかと心配です。
Source:AppleInsider
Photo:9to5 Mac、Apple
(KAZ)