「Apple IDのセキュリティ質問再設定を」という不審メールに注意!

    Apple フィッシング メール

    Apple フィッシング メール
     
    iCloudやApple IDなど、Apple製品やサービスが不正アクセスされた―といった内容で定期的に何度も出回るフィッシングメールですが、フィッシング対策協議会によると、今年7月、8月に報告された事例とは違う、Appleをかたる不審なメールが出回っていることがわかりました。

    「Apple IDがロックされた。セキュリティ質問の再設定を」

    Appleをかたるフィッシングメールはこれまでにも数多く出回っていましたが、今年7月には「あなたのアカウントがロックされた」という内容でPDFが添付されたメール、Apple Payの取引内容を通知する内容にみせかけたメール、8月にはサブスクリプションの領収書を装うメールなどが報告されていました。
     
    今回出回っているのは、Apple IDのセキュリティ質問を再設定してほしい、というフィッシングメールです。iCloudに不正なアクセスがあったとして、Apple IDがロックされたという内容で、Apple IDのセキュリティ質問の再設定ページへのリンクに、Apple ID公式サイトに見せかけたフィッシングサイトを設定しています。
     
    こちらがフィッシングサイト例です。Apple IDに不正なアクセスがあったとして、セキュリティ保護のため一部権限を制限していると案内し、Apple IDとパスワードでログインして権限を回復するよう求めています。
     
    Apple フィッシング メール
     
    メールの文面やフィッシングサイトのつくりは、警視庁サイバー犯罪対策課が今月11日に注意喚起を呼びかけていた、”Apple IDに岐阜県から不正なアクセスがあった”とするフィッシングメールとよく似ています。
     
    こうしたフィッシングサイトで個人情報を送信してしまうと、情報を悪用される危険性が非常に高いです。もし不審なメールを受信した場合は開かず削除し、メールを開いてしまった場合でも文中のリンクをクリック(タップ)しないよう注意してください。
     
    Appleは相次ぐフィッシング詐欺などの報告を受け、対策方法を案内するサポートページを公開しています。さまざまなフィッシングの手口を紹介するほか、Apple IDを守る方法なども紹介しています。一度チェックしておきましょう。
     
     
    Source:フィッシング対策協議会
    (asm)

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