Appleのヒットの原点は38年前の10月に発売された「スプレッドシート」だった

    appleiiad
     
    Appleの宣伝やテレビコマーシャルを見ると、「クール」「クリエイティブ」と、おしゃれな印象を受ける人が多いのではないでしょうか。しかしAppleの成功の第一歩となったのは地味なスプレッドシートで、まったくおしゃれなイメージではなかった、と米メディアが述べています。

    10月17日はスプレッドシートの日

    Appleが1977年に発表した、初の個人向けコンピュータである「Apple II」をヒット商品に押し上げたのは、1979年発売の表計算ソフト「VisiCalc」でした。
     
    アメリカではサラリーマンでも確定申告が必要なため、複雑な計算を簡単にしてくれる同スプレッドシートは大人気商品となりました。現地時間10月17日に発売されたため、この日は「国際スプレッドシートの日」と呼ばれています

    Apple IIの成功を導いたのはVisiCalc

    VisiCalcは発売後2年間、Apple IIでしか使うことができなかったことが、同モデルの売上に大きく貢献しました。VisiCalcを考案したダン・ブリックリン氏は、おもしろいゲームソフトがいくつもあったことがApple IIの購入理由のひとつだったものの、多くの人々がまず購入を決めた理由はVisiCalcだった、と語っています。
     
    またApple創業者である故スティーブ・ジョブズ氏も1996年のインタビューで、「Apple IIの成功を導いたのはVisiCalcだった」と語っています。以下の動画をご覧ください。
     

     
     
    Source:Quartz
    (lunatic)

     
     

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次