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Appleの宣伝やテレビコマーシャルを見ると、「クール」「クリエイティブ」と、おしゃれな印象を受ける人が多いのではないでしょうか。しかしAppleの成功の第一歩となったのは地味なスプレッドシートで、まったくおしゃれなイメージではなかった、と米メディアが述べています。
Appleが1977年に発表した、初の個人向けコンピュータである「Apple II」をヒット商品に押し上げたのは、1979年発売の表計算ソフト「VisiCalc」でした。
アメリカではサラリーマンでも確定申告が必要なため、複雑な計算を簡単にしてくれる同スプレッドシートは大人気商品となりました。現地時間10月17日に発売されたため、この日は「国際スプレッドシートの日」と呼ばれています。
VisiCalcは発売後2年間、Apple IIでしか使うことができなかったことが、同モデルの売上に大きく貢献しました。VisiCalcを考案したダン・ブリックリン氏は、おもしろいゲームソフトがいくつもあったことがApple IIの購入理由のひとつだったものの、多くの人々がまず購入を決めた理由はVisiCalcだった、と語っています。
またApple創業者である故スティーブ・ジョブズ氏も1996年のインタビューで、「Apple IIの成功を導いたのはVisiCalcだった」と語っています。以下の動画をご覧ください。
Source:Quartz
(lunatic)
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