iOS、6〜8月は中国など多くの国で市場シェアを拡大
世界のスマートフォン向けOSの市場シェア調査で、6〜8月はiOSが調査対象のほとんどの国において、前年同期と比べシェアを伸ばしていたことがわかりました。
イギリスのぞく欧州主要4カ国でiOSがシェア拡大
調査会社Kantar Worldpanelによると、iOSはスペイン(4.4%増)でもっともシェアを拡大しており、次いで中国(4.3%)、アメリカ(3.7%)、ドイツ(2.3%)、フランス(1.7%)、欧州連合(1.2%)、オーストラリア(0.9%)、イタリア(0.4%)となっています。
iOSは欧州の主要5カ国中4カ国でシェアを伸ばしたものの、イギリスではシェアを落としています。Kantarはこれについて、iPhone8とiPhone Xが発売される前に、Samsungが大々的な販促に打って出たのが奏功したと分析しています。調査によれば、Samsungのイギリスにおける6〜8月の売上シェアは、過去3年間で最高の38.4%に達しました。
なお、日本ではiOSのシェアは31.8%で、前年同期比で0.1ポイント減少しています。
Apple、中国でのシェアが回復
アメリカにおける6〜8月の売上シェアでは、Samsungが35.2%、Appleが35.0%と拮抗する結果となりました。iPhone8/X発売前でありながら、Appleは前年同期比で売上を3.7%伸ばしているのに対し、Samsungの伸び率は0.8%にとどまっています。
中国都市部ではHuaweiが売上シェア31.1%で引き続き市場をリードしていますが、その成長率は前年同期比1.5%でした。それに対しOppoとVivoを展開するBBK Electronicsは、両ブランドを合わせると前年同期比6.7%増の19.7%のシェアを獲得しています。
またAppleも、中国でのシェアを徐々に回復しつつあり、前年同期の13.4%から17.7%へとシェアを増やしています。
Source:Kantar Worldpanel via MacRumors
(lunatic)