米の通信事業者Sprint、対象機種を下取りに出すことでiPhone8を無料提供

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アメリカの通信事業者Sprintは現地時間18日より、対象機種を下取りに出すことでiPhone8が無料でもらえるという大胆なキャンペーンを開始しました。
 
また、AT&TやT-Mobileといった大手通信事業者も独自キャンペーンを打ち出し、通信事業者間での新規顧客獲得競争がより激化しています。

iPhone7などを下取りに出すとiPhone8が無料に

Sprintが18日より始めたキャンペーンでは、iPhone7/7 Plus、GalaxyS8/S8 Plus、Note8との交換でiPhone8が無料に、iPhone7以前のiPhone端末やSamsung端末などとの交換でiPhone8が半額で提供されます。
 
また、アメリカ最大の通信事業者AT&Tなども、同社の衛星放送サービス「ディレイクTV」に加入している人を対象に、iPhone8/8 Plusを購入するともう1台が無料になるキャンペーンを開始しています。
 
現在、アメリカの大手通信事業者が実施しているiPhone8/8 Plusに関するキャンペーン内容は、以下の通りとなっています。
 

通信事業者 キャンペーン
AT&T iPhone8/8 Plusを1台購入すると1台無料

(同社衛星放送サービスのディレイクTVに加入していることが条件)

T-Mobile iPhone6以上の旧モデルを300ドルで下取り

(iPhone8/8 Plus、iPhone Xを購入した場合)

Sprint iPhone8が無料

(ユーザーが所有するiPhone7/7 Plus、Galaxy S8/S8 Plus、Note8との交換)

Verizon 従来機種の下取り価格を300ドルに設定

(iPhone8/8 Plusを購入した場合)

通信事業者間の販売競争が熾烈なアメリカ

日本の3大手通信事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)もiPhone8/8 Plusに関するキャンペーンを実施していますが、アメリカでは通信事業者間の販売競争がより熾烈なため、キャンペーンやプロモーション活動にも毎年かなり力を入れています。
 
米証券会社ジェフリーズグループによると、iPhone7/7 Plusが発売された2016年後半では、通信事業者がプロモーションに費やした金額は、1契約者あたり約200ドルにもなったといいます。
 
iPhone8/8 Plusは前モデルよりもさらに値段が上がっており、今年も各社強気なキャンペーンを打ち出しているため、昨年同様、2017年も通信事業者の収益下落は免れることはできないかもしれません。
 
 
Source:AT&T,T-Mobile,Sprint,Verizon via Sankei Biz
Photo:flickr-Mike Mozart
(kotobaya)
 
 

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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