iPhone Xの顔認証「Face ID」設定方法、iOS11のGM版から判明!

iphone x iphone8 顔認証

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iOS11の正式版と同等の内容を持つGM(ゴールデンマスター)版から、iPhone X(iPhone8)に搭載される顔認証システム「Face ID」のセットアップ方法が判明した、と米メディア9to5Macが報じています。iOS11の公開当初はFace IDが利用できない可能性を示す、気になる記述も見られます。

iPhone X(iPhone8)の顔認証セットアップ方法

Phone X(iPhone8)Face IDも、指紋認証のTouch IDのセットアップと同様、最初に顔認識に失敗した場合のためにパスコードの設定を求められます。
 
その後、画面に「Face IDは、全ての角度から顔の画像を取り込むことで良好に動作します」とのメッセージが表示され、画面を見ながら顔をゆっくり回転させます
 
iOS11 Face ID 設定
 
もし、Face IDが顔の全体を認識できない場合は登録を後に回すことも可能です。
 
アニメーションに合わせて、正面だけでなく左右からの顔や、傾けた顔をフロントカメラに認識させます。
 
Face IDの設定中、iPhone X(iPhone8)の画面には、「iPhoneを顔から10から20インチ(約25センチから50センチ)離してください」「顔を下/左/右/上に傾けてください」といった顔登録のためのアドバイスが表示されます。

iOS11のGM版は顔認証について未完成?

興味深いのは、Face IDのプライバシーに関する説明文の内容が仮置きのものとされていることで、iOS11のGM版がFace IDに関して完成状態でないことを示すと考えられます。
 

これは、iPhone X(iPhone8)のワイヤレス充電対応がiOS11.1公開まで待つ必要がある、との噂と同様、顔認証もiOS11の配信初期は使えない、あるいはiPhone X(iPhone8)の発売がiOS11のアップデート後になることを意味するのかもしれません。
 
また、Face IDについて「部分キャプチャ」という記述もあることから、顔全体の画像を取り込まない状態でも、Face IDが利用可能になると考えられます。

iPhone Xはユーザーの視線を認識、画面の明るさを維持

また、iOS11のGM版には以下の記述も見つかっています。
 
iOS11 Face ID 設定
 

画面を見ていると、注意がむけられていると認識されます。その場合、iPhoneの画面は暗くなりません。

 
これは、iPhone X(iPhone8)の顔認識システムが、ユーザーの視線の動きを認識し、画面の明るさを維持すべきと判断できることを意味すると考えられます。
 
iPhone X(iPhone8)なら、長文を読んでいる時などに、意図せず画面が暗くなってしまう、といったこともなりそうです。

 
 
Source:9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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