Apple、自動運転の公道テストに新型車両を投入!センサー類を増強
Appleが公道で走行試験を行っている自動運転のテスト車両に、カメラやセンサー類の追加された新型車両が投入されていることがわかりました。米メディアMacRumorsが読者からの目撃情報をもとに報じています。
Appleの自動運転テスト車両に新型車両
Appleは4月にカリフォルニア州当局から許可を取得し、機械学習分野の博士号取得者6人がドライバーとなって自動運転車の走行試験を行っており、カリフォルニア州サニーベール市周辺で走行試験の様子がたびたび目撃されています。
これまで路上で確認されていたのは、レクサスのSUV、RX450hの2015年モデルでしたが、このたび、2016年か2017年モデルのRX450hが追加されていることが判明しました。
新型車両には、屋根に搭載されたライダー(Lidar)の数が増えていることが確認できます。GPSやカメラで取得した情報と合わせた膨大な情報をリアルタイムに処理し、車両の制御に活用していると考えられます。
Apple、関連企業とともに自動運転の研究を進める
Appleが自動車の開発に取り組んでいるのではないか、との噂は以前からありましたが、2016年12月、アメリカ連邦政府の交通行政当局の自動運転技術に関するガイドラインに意見書を提出し、自動運転への関与が表面化しました。
2017年6月には、ティム・クック最高経営責任者(CEO)がAppleが自動運転システムの研究を進めていることを公に認めたほか、Appleの主要サプライヤー、Foxconnが米国内に自動運転や人工知能関連の研究開発拠点を設置することを明らかにしています。
また、Appleが10億ドル(約1,100億円)を出資した中国のライドシェアサービスDiDiも、Appleの本社近くに人工知能関連の研究施設を設置することが分かっています。
Source:MacRumors
(hato)