Android 8.0 Oreo VS iOS、機能を比較!
Googleが発表した新OSは、日本でもおなじみのお菓子OreoのコードネームをもらったAndroid 8.0 Oreoです。システム関連のグレードアップ、速度アップ、そして拡大した電池寿命などの多数の新機能が公表されています。
iOSユーザーにとってはお馴染みの機能
Androidの次期バージョンOreoでは、数々の新機能を搭載していますが、Oreoの多くの新機能はすでにApple製品に登場してきたものが多いと言ってよさそうです。
例えばグレードアップされたシステムや速い処理能力、長い電池持ちに関しては、iPhoneやiPadの使用者にとっては新しいことではありません。
iOSの通知機能を模倣するGoogle
GoogleはiOSのNotification(通知情報)体系を模倣しています。
Android Oreoでは、アプリアイコンの右上に、通知カウントを知らせる点を表示します。これはiOSでは定番の機能です。
またAndroid Oreoで通知バッジのついたアプリアイコンを長押しすると、ポップアップ画面が現れてユーザーがいくつかの選択肢を選べるようになっています。これもiOSの3D Touch機能と似ています。
新絵文字の登場
iOS11とAndroid Oreoに共通していることは新しい絵文字の導入です。今年6月にUnicode 10.0が正式リリースされ、56種類の絵文字などが追加されました。これらの新絵文字は、iOS11以降で採用されると見込まれています。
GoogleはAndroid Oreoの絵文字のデザインを完全リニューアルし、クラシックな絵文字と丸形絵文字を復元させています。またGoogleの新絵文字では小さな顔の中のディテールを描くというAppleの仕様を追い、ユーザーを惹き付けようとしています。
それに対しAppleの最高責任者(CEO)ティム・クック氏は自身のツイートで「次のiOSの絵文字はさらに上回る詳細を描いたものになるだろう」と絵文字の大幅なアップグレードをほのめかしています。
Appleはまだ新絵文字がいつ追加されるか発表していませんが、iOS11とmacOS High Sierraの正式リリースに合わせて追加すると予想されます。
コピーペースト機能とピクチャ・イン・ピクチャ
Androidはコピーペースト機能に関して、初期のリリースからiOSのユーザーインタアクティブ機能に対しリードしてきました。Android Oreoではより手軽に操作できる「スマートテキスト選択」と呼ばれる機能を追加しています。ユーザーがハイライトした住所や電話番号などをコピーすると、マップへのリンクや電話アプリなどを表示します。
また、Androidでは今回のOreoより、小窓で動画の再生を行いながらフル画面で別のアプリを操作できる「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能に対応します。これはAppleではiOS9から利用できる機能ですが、iOSでは現状iPhoneは非対応でiPadのみで利用できるこの機能が、Android Oreoではタブレット端末にだけでなくスマートフォンでも対応します。
オートフィル機能
Android Oreoでは、ユーザーネームやパスワード、アドレスといったユーザー情報を自動入力機能を持つ「オートフィル機能」が導入され、作業がより簡単にスムーズになります。
iOSでも同様の機能がありますが、それが機能するアプリは限定され、iOSなどの標準ブラウザSafariほど広範囲に行き渡っていません。
Source:TechCrunch
(tvc)