Androidの次期コードネームはAndroid 8.0 Oreo Google発表
Googleは現地時間8月21日、Androidの次期バージョン「Android 8.0 Oreo」を発表しました。
今回のアップデートでは目立った新機能はありませんが、全体的に改良が行われており、使い勝手は以前よりも向上しそうです。
Android 8.0 Oreoの新機能をご紹介
これまでAndroid8.0の次期コードネームに関しては様々な憶測が立っていましたが、正式名称は「Android 8.0 Oreo」であることが明らかになりました。
今回のアップデートで加えられた新機能についてまとめます。
バッテリー持続時間が向上、起動時間は半分に
Android 8.0 Oreoでは、バックグラウンドで動作しているアプリの消費電力を最小限に保つため、バッテリーの持続時間が向上します。また、OSの起動時間はAndroid 7.0 Nougat比で半分の時間に短縮されるようです。
アプリ内のログインIDとパスワード入力が不要に
インターネットブラウザに標準搭載されている、ログインIDやパスワードを自動で入力してくれる「オートフィル」機能がAndroidのアプリ内においても利用できるようになります。
これまでAndroid端末のアプリで自動入力を行うためにはパスワードマネージャーアプリなどを使う必要がありましたが、Android 8.0 Oreoからは一度設定を行えば全てのアプリにおいてオートフィルが働きます。
動画を再生しながら別のアプリを使用可能
Android 7.0 Nougatでも画面を分割して複数のアプリを表示することができましたが、今回のアップデートにより、小窓で動画の再生を行いながらフル画面で別のアプリを操作できる「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能に対応します。
アプリの通知をカテゴリごとに分類可能に
アプリの更新等があった際に通知される表示をグループ毎にまとめることができる「通知チャネル」機能が加わります。
またホーム画面でアプリを長押しすることにより、通知内容を確認できる「バッジ表示」にも対応するため、これまでのようにステータスバーを下して通知を確認するという必要が無くなります。
オープンソース版は既に公開中、正式リリースは「まもなく」
Android 8.0 Oreoは、8月21日よりAOSP版(オープンソース版)が既に公開されていますが、正式リリース日に関してはアナウンスされておらず、通信事業者による試験が完了次第、Googleの端末「Pixel」「Pixel XL」「Pixel C」「Nexus 6P」「Nexus 5X」「Nexus Player」を対象に提供開始予定となっています。
またGoogleはデバイスパートナーとの連携も発表しており、Essential、General Mobile、HMD Global、Huawei、HTC、京セラ、LG、Motorola、サムスン、シャープ、ソニーの各端末は2017年末までにアップグレードされる予定です。
Source:Google
(kotobaya)