ケータイからiPhoneへ～Appleが日本独自の新CMと特設サイトを公開

 
Appleは10日、iPhoneへの乗りかえを促す新たなキャンペーンとして、新作CM動画3本を公開しました。いずれも日本オリジナルのCMキャンペーンで、8月11日より全国ネットでのテレビCMも放送されます。

iPhoneに変えるとどう変わる？”本音”と対談

Appleは、Androidなど他端末からiPhoneへ乗りかえるメリットをまとめたCM動画とともに、乗りかえ促進特設サイト「Switch」を5月にオープンしました。これまでに公開されたCM動画「Why Switch」シリーズでは、セキュリティの高さやパフォーマンスの向上、移行作業の簡単さなど、iPhoneに変えることでさまざまな面で便利になるとしています。
 
日本独自のCMは、昨年公開されたiPhone7を使ったApple Payの紹介動画に続くもので、今回の新CMでは、ガラケー、ケータイとも呼ばれるフィーチャーフォンからiPhoneにするとどのように変わるかを紹介しています。
 
「決断の時」編では、二つ折り端末を閉じた時の音を「この音、仕事したという気がする」と気に入る社長と”本音”が登場します。iPhoneでは、会社のメールも送受信できて、添付ファイルもリンクも開くことができるため、時代に取り残されていると感じていた社長も未来を感じたようです。
 

 
「朝の準備」編では、男性がフィーチャーフォンでアラーム機能を利用していますが、本音では面倒だと感じています。iPhoneでは音声アシスタントSiriに話しかけるだけでセットできると、「Hey Siri」機能の活用方法を紹介しています。
 

 
「アートなケーキ」編では、フィーチャーフォンでケーキを撮影する女性が「美味しそうに撮れた」と喜んでいますが、本音はカメラ機能に満足していない様子です。iPhoneで撮影すると綺麗な写真に仕上がり、シェアも簡単にできると喜んでいます。
 

ケータイからiPhoneへ、特設サイトもオープン

 
また新CMキャンペーンと併せて、Appleは10日、フィーチャーフォンからiPhoneへの乗りかえを促進する特設サイトをオープンしました。
 

 
特設サイトでは、フィーチャーフォンからiPhoneへ移行すると全く変わる操作方法も難しくないこと、FaceTime通話で友人や家族とのコミュニケーションが楽しめることなど、スマホを初めて使う人が気になるポイントがまとめられています。

加速しつつあるフィーチャーフォンからスマホへの移行

二つ折り端末や片手に収まるコンパクトなストレート端末など、デザインや機能も豊富なフィーチャーフォンは、電池持ちの良さもさることながら、機能は電話やメール、写真しか使わないというユーザーなどに根強く支持されています。
 
しかし昨年春に発表された内閣府調査では、はじめてスマホがフィーチャーフォンを世帯普及で上回ったほか、昨年後半からは乗りかえの加速により、国内スマホ出荷台数が前年よりも増加するなど、徐々にフィーチャーフォンからスマホへの移行が進んでいるようです。
 
キャリア各社の乗りかえ割引も充実していますが、AppleのiPhone下取り制度でも今年4月、フィーチャーフォンが対象に加わりました。さらに今回のCMキャンペーンの一環で、Apple Store直営店でもさまざまな割引や便利な講座が予定されています。
 
8月10日現在のフィーチャーフォン下取り価格は1,000円ですが、8月11日から9月12日の期間中は下取り価格が6,000円となり、Android端末などの他社端末も期間中は下取り価格が5,000円増しとなります。ただしこの特別価格は直営店のみで、オンラインは対象外です。
 
iPhone購入時には、これまで使っていた端末からのデータ移行や新しいiPhoneのセットアップのサポートを受けられるほか、フィーチャーフォンユーザー向けのプログラムが追加予定の「Today at Apple」を無料で受講可能です。
 
この秋の発売が噂される新型iPhoneにするもよし、新型の登場により値下げされる一世代前のiPhoneにするもよし。現在の端末に満足していて移行を検討していない方も、そろそろスマホに変えようかと悩んでいた方も、一度iPhoneを手に取ってみてはいかがでしょうか。
 
 
Source:Apple Japan (YouTube), Apple特設サイト
(asm)