インドのモディ首相、訪米しAppleのティム・クックCEOらと会談
アメリカを訪問中のインドのナレンドラ・モディ首相が、Appleの最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏、Amazonのジェフ・ベゾズ氏、Googleのサンダー・ピチャイ氏らビジネス界のリーダー21人と会談しました。
インド国内への投資を呼びかけ
モディ首相は、現地時間6月25日の日曜日、ワシントンD.C.で経済界のリーダーたち21人と面談しました。
面談の詳細な内容は伝えられていませんが、インド紙The Economic Timesによると、海外企業の投資をインドに呼び込むために大小合わせて7,000項目に及ぶ改善を施していると訴え、インド国内への投資加速をアピールしたと報じられています。
翌日、現地時間6月26日にはドナルド・トランプ大統領との会談が予定されています。
5月にインドでのiPhone製造開始
Appleのティム・クックCEOは昨年、インドを訪問してモディ首相と会談しています。インド国内への地図研究開発施設やアプリ開発者支援施設の設置などを相次いで発表しました。
Appleは5月にインド国内でiPhoneの製造を開始しており、国内生産によってコストを下げたiPhoneの普及を図りたい考えです。
インド国内では高価格のため、スマートフォン市場シェアが3%程度にとどまっています。低価格での販売には、海外からの整備済み中古品の輸入が有効ですが、自国の製造業強化を重視するモディ首相は海外からの中古品輸入に難色を示しています。
ティム・クックCEOは、Twitterでモディ首相との再会を喜ぶ書き込みをしています。
Great to see you again @narendramodi. We’re inspired by your vision for India and excited about what we can achieve together. pic.twitter.com/oSR5Lat6v8
— Tim Cook (@tim_cook) 2017年6月26日
Source:The Economic Times, AppleInsider
(hato)