Apple、年内にインドでiPhone SEをオンライン販売開始!
Appleが年内にはインドでiPhone SEのオンライン販売を開始する、とインドメディアETtechが報じています。インド国内で販売されるiPhoneの半分はオンラインで売られる見通しです。
11月頃にはiPhone SEのオンライン販売開始
Appleは、インド国内での直営店舗の設置許可が進まない状況下で、リアル店舗より先にオンラインでiPhone SEの販売に乗り出すようです。オンライン販売は、ヒンドゥー教のお正月に相当する、10月末~11月のディーワーリーの時期に開始される、とのことです。
ETtech は、インドにおけるiPhoneの生産はAppleの主要サプライヤーであるWistronが担当し、生産開始は6月になる、と報じています。
なお、3月下旬に米紙The Wall Street Journalが報じたところでは、4月から5月頃にiPhone6とiPhone6sの生産が開始され、その3ヶ月ほど後にiPhone SEの生産を開始する、と予測されていました。
インド国内で販売されるiPhoneの半分をオンライン販売する計画
国内産業振興政策を推進するインド政府は、外国企業の直営店舗開設には、製品の30%以上が国内生産されていなくてはならない、という厳しいルールを科しています。しかし、国内生産された製品のオンライン販売については、この規制の対象外となります。
Appleは、インド国内で販売されるiPhoneの50%から55%をオンラインで販売する計画で、この比率はスマートフォン業界の平均である約30%と比べるとかなり高いものです。
Appleは、オンライン販売で先行するAmazonや、先日ソフトバンクによる買収説が流れた流通大手のFlipkartと価格で競争しなくても済むよう、直接販売限定のレーザー刻印サービスのほか、オンラインストア限定のカラーや容量を設けるなどの対抗策を取る考えです。
iPhone用部品メーカーのインド誘致を提案中
Appleは、iPhone用部品を製造するメーカーも誘致し、インドで組み立てたiPhoneを輸出する体制を敷くかわりに、税制面での優遇をインド政府に提案しているようですが、政府当局の承認が得られていないようです。
Source:ETtech
Photo: Apple
(hato)