次世代Mac Pro、発売は2019年!?開発は始まったばかり?
Apple役員が発表した次世代Mac Proについて、発売時期は明言されていませんでしたが、2019年が濃厚だと報じられています。
極めて異例、Apple役員が語った未発売のMac Pro
先日、Apple役員がごく少数のジャーナリストに、次世代Mac ProやiMacについて語りました。これは、未発売の製品に関する情報が漏れないよう、細心の注意を払ってきたAppleには極めて異例の事態としても話題となりました。
Mac Proについては、「ゴミ箱」と呼ばれた円筒形の外観デザインを刷新し、アップデートの容易なモジュール構造を採用することが示されましたが、発売時期については「今年中の発売はない」と語られるのみで、「来年」なのかどうかも明言されることはありませんでした。
次世代Mac Proの開発は始まったばかり
ブログメディアOSNewsは、内部事情に詳しい関係者からの情報として、Mac Proの刷新が決まったのは「ここ数カ月以内」であり、実際に開発が開始されたのは「ほんの数週間前」だった、と報じています。
開発が始まったばかりであることを考慮すると、次世代Mac Proの発売時期は「早くても2018年、おそらくは2019年ではないか」と予測しています。
次世代Mac Pro開発決定の陰に、MacBook Proへの反応
2013年の発売以降、モデルチェンジされていなかったMac Proの刷新を決めたきっかけは、昨年10月末に発売されたMacBook Proだった、とOSNewsは以下のように伝えています。
新型MacBook Proを発表すると、旧型のMacBook Pro整備済み品の販売が急増し、MacBook Proの実機レビューが報じられると、旧型の需要がさらに高まった。
Touch Bar搭載の新型MacBook Proへの反応にAppleは驚き、LG製のUltraFine 5Kディスプレイで発生した問題と、プロユーザーからの継続的な不満の声を受けて、プロ向け製品の開発に取り組むことにした。
この情報が正しければ、昨年末にティム・クック最高経営責任者(CEO)が「素晴らしいデスクトップが登場する」と予告した時期とも符合します。
プロ向け製品開発計画にはMacBook Proのモデル追加も?
Appleのプロ向け製品の開発計画には、iPad Proと連携可能なプロ向け機能を盛り込んだ、Touch BarのないMacBook Proモデルの追加も含まれている、とみられています。
具体的には、iPad Proをワコムの高性能描画タブレット「Cintiq」のように使い、画像処理はMacBook Proで行うような連携機能が想定されています。