【解説】iPhoneの画面が割れた・ひびが入った時にどう対応する?

iPhoneの画面が割れてしまった

修理費用は、AppleCare+などのサービスに加入しているかどうか、また被害状況でも異なります。
▼iPhoneの保証制度
▼iPhoneの修理を依頼する方法
▼修理にかかる期間や料金
▼修理に出す前にすること
iPhoneの保証制度
すべてのiPhoneには、購入後1年間が対象の「Apple製品限定保証」、そして90日間の無償電話サポートがついています。製品限定保証は製造上の欠陥を対象にしたもので、自身の過失や事故、不正に改造したことによる損傷は対象外となります。
これとは別に延長保証制度「AppleCare+ for iPhone」があります。これに加入すると、保証とサポートの期間が、iPhoneの購入から2年間まで延長されます。さらに、過失や事故などiPhoneが損傷した際の修理サービスを、通常より安価で依頼することができます。
iPhoneの購入から1年以上経過した場合や、過失や事故など、製品限定保証の対象外の場合は、保証対象外修理サービスでの修理となります。
iPhoneの修理を依頼する方法
画面のひび割れなどでiPhoneを修理したい場合、依頼手段として、Appleの修理サービスに郵送する「配送修理」、Appleの認定を受けた正規サービスプロバイダ、またはApple Store直営店へ持参する「持ち込み修理」があります。
これらのほかに、Appleの非公式ながら修理を請け負う業者もあります。メリットは正規で修理するよりも修理費を抑えられることですが、正規ではない部品で修理される可能性があります。それによってiPhoneが故障することなども懸念されますので、安価で済ませられるだけのリスクがあるといえます。
Apple製品は、正規サービスプロバイダなどでの正規手段での修理以外の修理、こういった業者への依頼や自分自身で修理することにより、保証の対象外となります。今後の保証を受けられなくなる可能性がありますので、それぞれのリスクなどを考慮したうえで、どの方法で修理するかを選択しましょう。
ポイント:代替機の貸し出しはある?
正規サービスプロバイダ、またはApple Store直営店に持ち込んで修理する場合、その場で修理が可能な場合は即日修理完了しますが、端末の状況によっては修理センターに送る場合もあります。修理している期間中は、代替機の貸し出しが可能かどうかを調査し、依頼した修理がApple製品限定保証の対象となっていれば、ほとんどの場合は、代替機の貸し出しを受けられます。
iPhoneが手元にないと困る場合や、すぐに交換機がほしい場合は、AppleCare+の特典のひとつである「エクスプレス交換サービス」を活用しましょう。このサービスを申し込むと、指定の配送業者が交換機をすぐに届けてくれ、引き換えに自分のiPhoneを預けます。通常よりも早く交換機を届けてくれるサービスで、料金はかかりません。ただし、交換機について、場合により料金が発生する場合があります。
修理にかかる期間や料金
Appleでの正規修理での場合、修理にかかる期間や料金についてチェックしましょう。
依頼方法 | 修理にかかる おおよその期間 |
|
---|---|---|
配送修理 | 修理サービスのサイト、サポートの問い合わせなどから修理依頼する。指定業者が自宅までiPhoneの集荷に訪れ、修理完了後に返送される | 5~7営業日 |
持ち込み修理 | 正規サービスプロバイダまたはApple Store直営店にiPhoneを持参し、修理を依頼する。その場で修理できるものは即日完了するが、複雑な修理の場合は、修理センターに送る。修理完了後は、持ち込んだ店舗に返送される | ・プロバイダによる ・Store直営店は5営業日以内 |
画面割れの修理にかかる料金は、保証サービス「AppleCare+」に加入しているかどうか、またiPhoneの機種によっても異なります。
機種 | AppleCare+に 加入している |
加入していない・ 保証対象外 |
---|---|---|
iPhone7 Plus | 3,400円 | 14,800円 |
iPhone7 | 3,400円 | 12,800円 |
iPhone6s Plus | 3,400円 | 14,800円 |
iPhone6s | 3,400円 | 12,800円 |
iPhone SE | 3,400円 | 12,800円 |
※上記は画面の損傷のみについての修理料金で、画面以外にも修理箇所がある場合は、別途修理費用がかかります。
修理に出す前にすること
iPhoneを修理に出す場合は、配送または持ち込む前に以下のことを行っておきましょう。
配送による修理を依頼する場合は、以下のことも行っておきます。
修理に出す準備については、Appleもサポート文書を公開しています。こちらも一度読んでおきましょう。