iPhoneに同梱される付属品・利用できる周辺機器について知ろう
iPhoneの付属品について知りたい
新しく購入したiPhoneの端子に対応したケーブルであれば、同梱されている新品を利用しなくても、これまで使用していたケーブルをそのまま使うことができます。
▼ヘッドセット「EarPods」
▼USB充電ケーブル
▼ポイント:Apple純正ではない充電ケーブルを使っても大丈夫?
▼ポイント:純正ケーブルの断線を防ぐには
▼USB電源アダプタ
▼Lightning 3.5mmイヤホン端子アダプタ
▼SIM取り出しツール
ヘッドセット「EarPods」
Apple純正のヘッドセット「EarPods」は、3.5mmイヤホン端子のないiPhone機種の場合はLightning端子のもの、それ以前のiPhoneの場合はイヤホン端子のものが付属しています。iPhone SE(第2世代)以降のiPhoneには、EarPods、USB電源アダプタは付属されなくなりました。
有線のイヤホンで、音楽やビデオの視聴だけでなく、線にあるボタンで音量の調節やSiriの呼び出し、電話を受けることも可能です。
Lightning接続タイプのものは、iOS10以降を搭載していれば、iPhone7/7 Plus以前の機種でも利用できます。iPadやiPodの一部モデルでも利用できます。
EarPodsは、Apple Storeなどで単体でも購入できます。紛失した場合や断線するなどで壊れた場合でも安心です。Apple Storeでの販売価格は税込2,780円です(2023年5月時点)。
USB充電ケーブル
iPhoneの充電方法は、本体下部にあるLightning端子(iPhone4s以前の機種はDock端子)とコンセントプラグ、またはUSB給電できるパソコンと接続することで行えます。iPhoneの購入時には、Lightning端子ケーブルが付属しています。
iPhoneの純正ケーブルは、Appleの保証期間内であれば無償で新品と交換してもらうこともできます。
Lightning端子タイプ
利用できる機種は、Lightning端子を搭載するiPhoneやiPad、iPodです。対応するiPhoneはiPhone5以降の機種です(2023年5月時点)。
Lightningケーブルは、Apple Storeなどで単体購入できます。ケーブルの長さや対応端子によって価格が異なります。Lightning – USBケーブルは0.5m、1mが2,780円、2mが4,780円、USB-Cケーブル(1m、2m)が2,780円、USB-C – Lightningケーブルは1mが2,480円、2mが4,780円となっています(いずれも税込、2023年5月時点)。
Dock端子タイプ
Dock端子(30ピンともいう)は、iPhone4s以前のiPhoneやiPad、iPod classic、iPod nano、iPod touch(第4世代以前)などに搭載されている端子です。Dockコネクタともいいます。対応するiPhoneは以下の通り。
・iPhone3G
・iPhone3GS
・iPhone4
・iPhone4s
Dock端子タイプの充電ケーブル「30ピン – USBケーブル」は、Apple Storeなどで単体購入できます。価格は税込2,780円です(2023年5月時点)。
ポイント:Apple純正ではない充電ケーブルを使っても大丈夫?
充電ケーブルは、Apple純正以外にも、家電アクセサリーメーカーが販売するものや、100円均一ショップにも並んでいます。サードパーティー製品は、純正製品と比べると安価であるのがポイントで、純正製品だと2,000円以上する一方、サードパーティー製品では1,000円台で購入できたり、前述のように100円均一ショップでも販売されています。
では純正製品とサードパーティー製品で、安全性や性能などにどれほどの違いがあるのでしょうか。ポイントは、大きく以下の3点です。
サードパーティー製品の場合は、iOSがアップデートされたことを機に、接続しても正常に充電されなかったり、純正ではないアクセサリである旨のメッセージが表示され、利用できなくなることがあります。
一方Apple純正製品は、iOSがアップデートしても、正常に動作するようになっています。使えなくなるというリスクが気になる方は、純正製品を利用するのがオススメです。
またApple純正ではないものの、iPhone向けに作られた製品で、Appleの基準をクリアしたものには、Made for iPhone(MFi)認証がつきます。
MFi認証を取得した製品は、純正と同等の性能を誇りながら、純正製品よりも安価で購入できるというメリットがあります。サードパーティー製品を利用する場合は、MFi認証を取得しているか確認しましょう。
純正ケーブルは、iPhoneの充電を行うほかに、パソコンと接続して同期させることもできますが、サードパーティー製品のなかには、同期の機能を持たず、充電のみしかできないものもあります。充電と同期を行いたい場合は、両方の機能を持つケーブルを選びましょう。よくわからない場合は、純正製品を利用することをオススメします。
ポイント:純正ケーブルの断線を防ぐには
iPhoneの充電ケーブルは、ケーブルの根本の耐久性が高くありません。ケーブルをきつく巻いて保管していたり、ケーブル部分をひっぱって抜いたり、充電しながら寝転がってiPhoneを利用するなどで、さらに断線しやすくなってしまいます。断線しないためには、上記のことに気をつける必要があります。
そのほか、100円均一ショップで購入できる手軽さと安さが話題になっていたのが、純正ケーブルの根本を保護するカバーです。ケーブルの根本部分を保護カバーで包み込み、過度な折り曲げを抑える効果があります。完全に断線を防ぐことはできないものの、予防に役立つでしょう。
USB電源アダプタ
iPhoneを充電する際に、コンセントプラグから給電する場合に使うものです。充電ケーブルのUSB部分を差して使います。iPhone SE(第2世代)以降のiPhoneには、EarPods、USB電源アダプタは付属されなくなりました。
充電したいiPhoneとケーブルの端子が対応していれば、iPadシリーズ、Macシリーズに同梱されている(されていた)電源アダプタを利用することもできます。
USB電源アダプタは、Apple Storeなどで単体購入できます。12W USB電源アダプタが2,780円、20W USB-C電源アダプタが2,780円、30W USB-C電源アダプタが4,800円、デュアルUSB-Cポート搭載35W電源アダプタが7,800円、67W USB-C電源アダプタが7,800円、140W USB-C電源アダプタが13,800円となっています(いずれも税込、2023年5月時点)。
iPhone8/8 Plus、iPhone X以降の機種では、USB-C – Lightningケーブルのほか、Apple純正USB-C電源アダプタ(18W以上)、またはUSB Power Deliveryに対応する互換性のあるサードパーティー製USB-C電源アダプタがあれば高速充電ができます。
Lightning 3.5mmイヤホン端子アダプタ
(Photo:Apple Store)
iPhone7、iPhone7 Plusからは、3.5mmイヤホン端子が廃止され、有線イヤホンを通じた音楽の視聴などは、Lightning端子に接続して行うようになりました。従来の3.5mmイヤホン端子のものをiPhone7やiPhone7 Plusで利用するには、付属する変換アダプタを利用して行います。
この変換アダプタは、iOS10以降を搭載していれば、iPhone7/7 Plus以前の機種でも利用できます(しかし、iPhone7以前の機種では3.5mmイヤホン端子が搭載されているので、その端子を使うのがよいでしょう)。対応するiPhoneは以下の通り。iPadやiPodの一部モデルでも利用できます。
・iPhone5
・iPhone5c
・iPhone5s
・iPhoneSE
・iPhone6
・iPhone6 Plus
・iPhone6s
・iPhone6s Plus
・iPhone7
・iPhone7 Plus
・iPhone8
・iPhone8 Plus
・iPhone X
変換アダプタ「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」は、Apple Storeなどで単体でも購入できます。税込1,380円(2023年5月時点)。
SIM取り出しツール
利用する機会はSIMカードを出し入れするときのみですが、iPhoneを購入して初期設定のとき、SIMカードを挿入する必要があります。ショップで購入した場合はショップのスタッフが行ってくれますが、オンラインショップで購入した場合は、自分でSIMカードを挿入してアクティベーションを行います。
SIMカードトレイを引き出すために使うのが、付属するSIM取り出しツールです。iPhoneの箱のなかにはある説明書に、SIMカード取り出しツールが取り付けられています。
もし紛失してしまった場合は、市販されているペーパークリップをのばして代用しましょう。