Appleの返金ポリシーを悪用した不正が横行!韓国のアプリ開発4社、改善を要求!

Appleのユーザー保護の姿勢を悪用し、有料コンテンツ購入後に何度も繰り返し返金を受け取る不正が横行している、と韓国のゲームアプリデベロッパー4社が、Appleに方針の見直しを要求しています。
Appleのユーザー保護の姿勢の抜け穴を突いた不正返金要求
Appleは、ユーザーのプライバシー保護のため、有料コンテンツ購入後に返金を要求したユーザーの情報をアプリ開発者に提供していません。
問題となっている不正返金要求は、Appleの方針の抜け穴を突いたもので、アプリデベロッパー側は不正ユーザーのアクセス遮断などの対策が取れず、放置すれば損失が拡大することとなります。
また、他のユーザーの代わりに返金を受け取るビジネスを行なっているユーザーもいる模様です。
1社による独自調査で300名に不正の疑惑
Nexon社とLongtu Korea社はAppleに対し、複数回の返金要求を行なったユーザーのリストを提供するよう求めていますが、Appleから回答はありません。
Next Floor社は「Appleが返金を要求したユーザーの情報を提供しないため、不正利用への対応が困難になっている」と憤っています。
Flint社は独自調査で約300人のユーザーに不正な返金要求の疑いがみられたとして、司法当局による捜査を通じて不正利用の根絶に向けて取り組む方針を明らかにしています。
対照的なGoogleの返金ポリシー
一方、Googleの返金ポリシーは、支払いから2時間以内の1回に限り返金に応じるというもので、同一ユーザーによる複数回の返金要求は発生しません。
アプリ開発者の利益を尊重し、健全なアプリマーケットの発展を重視する姿勢のAppleが、今後どう対策するか、注目が集まりそうです。
Source:MacRumors
(hato)