MacBook Pro、やはり画面表示に異常〜原因は他社のソフトウェアか

発売されて間もないMacBook Proの一部で、画面表示にやはり問題が発生しているようです。ユーザーからの苦情が相次いでいます。
15インチカスタムモデルで不具合多発
初期出荷分の一部のMacBook Proで、画面表示がおかしくなるという不具合が発生していることはすでにお伝えしましたが、ここ数日でさらにユーザーからの苦情が増えているようです。
不具合はカスタム注文の15インチモデルでもっとも多く起きているようですが、標準の13インチおよび15インチモデルでも発生している模様です。
Adobeアプリ使用時に発生
ユーザーからの報告によれば、もっとも多い症状は目立つ色がチカチカ点滅する、画面全体がチェッカーボード模様になる、画面が裂けたようになる、といったものです。そして画面表示がおかしくなったあと、MacBook Proが反応しなくなる、場合によってはクラッシュするケースも報告されています。
またこうした不具合は、Adobe Media Encoderでビデオファイルをフォーマット変換する、大容量の写真ライブラリをMacのPhotosと同期する、PhotoshopやLightroomなどのその他のAdobeアプリを使うといったタスクを実行した際に起きているようです。
問題はハードではなくソフト?
米メディアMacRumorsは、問題がハードウェアに由来するのかソフトウェアに由来するのかは不明としています。しかし米メディアAppleInsiderは問題に詳しい関係者から得た情報として、ハードウェアではなく、サードパーティーのソフトウェアに問題がある、と伝えています。Appleが出しているPhotosアプリでは、画面表示問題の報告がほとんどないことをその理由として挙げています。
ただしAppleもこの画面表示の不具合は認識しているようで、MacRumorsの読者で15インチMacBook Proを所有するジャン・ベッカー氏は、Apple本社から電話がかかってきて、エンジニア・チームが現在原因を調査中だと伝えられた、と語っています。しかし現時点ではまだ、同問題についての公式コメントは発表されていません。
Source:MacRumors,AppleInsider
(lunatic)